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神奈川県車協、第43回通常総会を開催

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2026/06/09

 神奈川県自動車車体整備協同組合(小倉龍一理事長)は6月5日、ホテルプラム(横浜市)で第43回通常総会を開催した。

 通常総会の冒頭、挨拶に立った小倉理事長は、自身が会長を務める日本自動車車体整備協同組合連合会の活動方針や、行政の最新動向について報告した。


小倉理事長「適正な工賃を得て、健全かつ適正な経営ができる環境を整える」決意を示す

 小倉理事長は、損害保険会社4社との団体協約に向けた交渉がまとまったことを明かし、「6月9日に開催される日車協連の総会に議案として提出する。承認を得られれば、各社との合意内容が反映されることになる」と進捗を語った。その上で、今回の合意はあくまで最低限の工賃を定めたものであると強調。「これにとらわれることなく、組合員それぞれが自ら各事業所のレーバーレートをしっかり計算し、それを元に工賃単価を設定していただきたい。工賃単価の決定は各事業所ごとに行うものだが、組合としてその算出を支援することは可能なので、何かあれば相談してほしい」と呼びかけた。

 また、日車協連が推進している塗装工数の策定事業にも触れ、「2年後には日車協連塗装工数として皆さんに使用していただけるよう計画を進めている」と紹介し、同事業への理解と協力を求めた。また、国土交通省が実施した事故車修理の標準作業時間に関する調査事業にも言及し、「同調査結果は6月中にも公表される見込み。公表された時点で組合としてもその資料内容を精査・検証したい」と述べ、その内容に期待感をにじませた。

 さらに、国交省が2026年度に計画している「自動車車体整備業の基礎統計調査」の重要性を強調。これまで業界内では、正確な事業者数や工賃の推移、就業者の平均年齢といった実態が不透明な状態だったと指摘し、「今回の基礎調査によって実態が明らかになれば、行政もそれに見合った効果的な施策を展開できるようになる」とその価値を訴え、組合員に向けて同調査への回答協力を強く要請した。

 次代の担い手育成を目的とした「高度化車体整備技能講習」については、今年度のテーマが「鈑金基礎編」であることを紹介。鈑金の基礎技術を学ぶだけでなく、若手人材への教育を担当する「指導者の育成」という目的もあると説明し、組合員に積極的な参加を呼びかけた。

 最後に小倉理事長は、「各事業者が適正な工賃を得て、健全かつ適正な経営ができる環境を整えることを念頭に、今後も活動していきたい」と決意を語り、組合事業への積極的な参画を促して挨拶を締めくくった。

 その後の総会では、2025年度事業報告及び収支決算、2026年度事業計画及び収支予算案などについて審議し、いずれも可決承認された。


小倉龍一理事長