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日塗工、定時総会を開催

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2025/07/07

 日本塗料工業会(若月雄一郎会長)は5月20日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で第40回定時総会を開催した。

 2024年度事業・決算報告、2025年度事業計画・収支予算案などについて審議し、いずれも可決承認。任期満了に伴う役員改選では、毛利訓士氏(関西ペイント社長)が会長に選任された。

 総会後懇親会で毛利新会長は、「ロシア・ウクライナ情勢をはじめとする国際紛争に加え、米国トランプ大統領による新たな政策が為替、原材料価格などの先行きを不透明にしている。また国内においても物流業界が抱える課題の影響、エネルギー・環境問題への取り組み、労働安全及び化学物質管理に関する規制強化への対応など、事業継続の根幹に大きな影響を及ぼす課題が山積している」と業界の置かれている現状を分析。その上で「国際的にも国内でも、先行き不透明な非常に難しい状況になっている。しかし、将来が決まっていないということは、ビジネスにとっては新たな挑戦への機会とも言える。過去からの慣習を整理し、良いものは伸ばし、時代の変化に対応しなくなったものは変えていく。これにより新たな可能性とチャンスに結びつけることができると考えている」と、業界の活性化に向けて、各種課題解決に取り組む姿勢を強調した。