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【車業界版・今日は何の日】8月23日は「処暑」!現場で使える顧客トークネタ

夏の紫外線ダメージが表面化する「未塗装樹脂パーツの白化」

  • #トピックス

2026/08/23

8月23日は「処暑(しょしょ)」


  毎年8月23日頃は、二十四節気の一つ「処暑」にあたり、暦の上では厳しい暑さが峠を越え、和らぎ始める時期とされる。
 しかし、ワンシーズンにわたって強烈な太陽光(紫外線)と熱を浴び続けた自動車のボディには、この時期から急速に「未塗装樹脂パーツの白化(白ボケ)」というダメージが表面化してくる。



 ワイパー下部のカウルトップや、SUVのフェンダーアーチ、バンパー下部などに多用されている黒い「未塗装樹脂パーツ(主にPP材)」は、塗装による保護膜(=クリヤーコート)を持たない。そのため、紫外線によって樹脂の分子結合が直接破壊され、表面に細かなひび割れが無数に生じる。ここに光が乱反射することで、元々黒かったパーツが白っぽく退色して見える「チョーキング現象」が発生する。


 白化した樹脂を黒く復活させるため、一般ユーザーが市販のシリコンスプレーや艶出し剤を塗布するケースが多いが、これらは表面を一時的に油分で濡らしているだけであり、雨が降れば数週間で流れ落ちてしまう。 鈑金塗装工場やディテーリングショップでは、一時しのぎではない根本的な解決策として、ポリシロキサンなどの無機ガラス骨格を持つ「未塗装樹脂専用の硬化型コーティング剤」を施工する。
 劣化した樹脂の微細な隙間に浸透してガラス状の強固な被膜を形成し、黒々とした艶と紫外線保護効果を年単位で持続させる。素材の化学的特性を理解した専用ケミカルの選定が、長期的な美観維持の鍵となる。