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シネマエンドレス「ロングウォーク」
デスゲーム系の元祖!? スティーブン・キング原作の歩くか、死ぬか。極限のサバイバルウォーキング開幕
2026/06/24
歩くか、死ぬか。極限のサバイバルウォーキング開幕
戦争によって国家が分断された近未来のアメリカで国を挙げて開催される競技ロングウォーク。ただひたすら歩き続けるだけで破格の賞金と願いを1つ叶える権利を獲得できるこの祭典に、選ばれし50人の若者が挑戦する。
ルールは3つ
「時速4.8kmをキープすること」
「速度を下回り警告を受けないこと」
「最後の一人になるまで歩き続けること」
この勝者になるためのルールに、休息も睡眠も救いも存在しない。3回警告を受けると即死の状況下で臨む、地獄の一本道の先に待ち受けるのは希望か、絶望か――。
ホラーの帝王、スティーヴン・キングが別名義で発表した事実上の処女作である「死のロングウォーク」を「ハンガー・ゲーム」のフランシス・ローレンス監督がついに実写化。
将来有望な次世代俳優たちに混じり、競技を執り仕切る鬼少佐役を演じる「スター・ウォーズ」シリーズ、ルーク・スカイウォーカー役で知られるマーク・ハミルの強烈な存在感にも注目!
©︎2026 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.
サブカルおじさんの推しどころ
夢や欲望を胸に抱いた若者たちが最後の1人になるまでただ歩き続ける。一切の休みなく、ただひたすらに。雨が降ろうと、足が攣ろうと、靴ひもがほどけようと、排泄をしようと、転ぼうと、吐こうと、眠くなろうと、時速4.8kmがキープできずに警告を3回受けたら即射殺される。
ただ歩くだけという簡単なルールが恐怖のサバイバルレースに変わっていく。
カメラはつね歩く速度で動いており、気付くと観客もこのレースに参加しているような圧倒的な臨場感を味わうことに。
そして、全員キャラが立っている個性豊かな参加者だらけの中で、誰がどうやって脱落(死んで)していくのか極度の緊張感を強いられる。
画的にはただ若者たちが歩くだけなのに、そこには彼らの青春があり、友情があり、目標があり、グロテスクがあり……理由はどうあれ、このような過酷な環境の中で歩き続ける若者たちの姿に胸が熱くなってしまうのである。
すでに飽和状態とも言えるデスゲーム界隈。その元祖とも言われる本作は、1979年に発表された「死のロングウォーク」を原作としている。日本でデスゲームの元祖と言えば1999年に発表された高見広春「バトル・ロワイヤル」が真っ先に思い浮かぶだろうが、本作はその「バトル・ロワイヤル」の元ネタとしても知られている。
そんな、古典的デスゲームを例えるならば
「歩かなければ死ぬスタンド・バイ・ミー」
死と隣り合わせの青春映画を求めている人には是非おすすめしたい一本である。
前々回、キング原作の「サンキュー、チャック」を紹介したが、本作もキング原作。そして、マーク・ハミルが2作連続出演する。圧倒的な存在感を発揮するマーク・ハミルの少佐役に、「地獄の黙示録」のマーロン・ブランドが演じたカーツ大佐を重ねる人もいることだろう。
それにしてもキングとマーク・ハミルがこんなに惹かれ合うとは……フォースに導かれているのか?
©︎2026 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.
ロングウォーク
監督:フランシス・ローレンス
配給:クロックワークス
6月26日(金)より全国公開
担当記者
青山 竜(あおやま りゅう)
東京編集課所属。映画・音楽・芸術あらゆる文化に中途半端に手を出し、ついたあだ名は「サブカルくそおじさん」。
©︎2026 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.
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