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NKプーラーとUVパテで時間短縮&作業性向上を実現
2026/09/08
【プラスワンツールとは】
「現場で働く職人の方々の生産性向上と働く環境を良くしていく」を理念に掲げ、高城宏光社長と中村圭介氏を筆頭に、整備や鈑金塗装で使用する製品の開発・発売や講習会を実施しているプラスワンツール(千葉県流山市)。
オンライン販売を原則としているが、来店での対応も可能だ。
また、N craft(三重県四日市市)の野呂幸矢社長を宣伝隊長に置き、YouTubeやTikTok、Instagramなど各種SNSを活用した宣伝活動にも注力している。
今回は下記製品を使用した中村氏による実演を紹介する。
【製品紹介】
〇NKプーラー(絞り棒付き)

250gの軽量設計を実現した引き出し用プラー。
軽量かつ小型のため、腰袋やポケットに入れることができ、持ち運び時の身体や、高所・不安定な姿勢での作業時の腕への負担も軽減する。鋼板の反発や引き出しの感触もダイレクトに手に伝わりやすく、スライドハンマーによる作業と異なり、感覚的に精密な微調整ができる。また、てこの原理により力が入りにくい狭い個所の修正でも、スムーズに凹みを引き出せる。
・接続部シャフトサイズ:10mm
・サイズ:110×70mm
〇アース延長ケーブル

「もう、アースのために塗装を剥がす必要はありません」
✓ドア内部でボルト固定
✓延長だから届く
全く新しいアースの取り方。既存の溶着機のアース線に挟むだけで使用可能。
・長さ:1.4m
・端子穴径:8mm
〇UV-01 UV硬化パテ Ⅱ

特化則対応で、人体にも優しい環境対応型のUVパテ。
パテ付けの成形がしやすく面出しが簡単で、研磨性も高い。また、巣穴が出にくく、2mm以下の厚盛では良好な密着性を発揮する。推奨照射機との併用により5~10秒で瞬間硬化も可能。完全硬化後は乾燥によるひずみが発生せず、乾燥自体も速い。2液タイプと異なり少しずつ使用できるため材料の無駄がなく、コスト削減にも寄与する。
・容量:2Kg
【作業実演①:左フロントドアの凹み個所への引き出し~パテ付け作業】
走行中に前方から右に巻き込んだ際に路上のポールがドアを押し、裏の補強が飛び出している状態
・ホンダ・フィット
・プラチナホワイト・パール(NH883)

- アースを取る

・NKアース延長ケーブル(同社製品)を使用すれば、サンダーで塗装を削らなくても、アウターハンドルや内張りを外した際の既存のボルト穴を利用してアースを固定できる
- 脱脂後、マーカーを塗った部分にペーパーを当てて高低差を可視化

・ペーパー(P120orP180)からスタート
☆鉄鋼ヤスリなどではなく、ペーパーで研磨することで自然な見え方で高低が判断できる・一方向だけでなくクロス方向にも研ぐ
☆ちゃんとした工具でなくても、手元にある道具(今回は赤いマーカーを使用。他にもサンディングブロックの代わりにアクリル板を用いるなど)で工夫次第で作業ができる!
- プーラー使用の下準備としてプライマーを塗布

・接着力強化のためにプライマーを塗布したのち、ブチルをつけたプーラ―を用いて「面」で粗出しを行う
・スタッド溶接機の使用回数を減らすため、凹みの範囲と深さを狭く・浅くする・バーナーを用いてパネル表面を炙って膨らます(裏からドリーなどで押しているのと同じ状態になる)
- 凹凸を平らにならす

☆直接叩くと痕が付くので、ヘラなどを挟むと良い
- 高いところをさらに落とす

- 可視化作業を繰り返す

・研磨後、マーカー→ペーパーの可視化(工程②)を再度行う
- NKプーラーで引き出す
↳✓1台で2役をこなせる絞り棒付きの引き出しツール
✓通常のプーラーは深く狭いが、同製品は浅く広い面積を引き出せる
✓軽量かつ小型なので作業がしやすい


電流は10時の方角から調整していく/タイマーは0秒 - NKプーラーで絞りながら叩く


電流を流しながら絞り、ハンマーで叩く ・ずれないように注意
☆絞りながら叩くことで、絞りの先端とハンマーで叩きたい位置がずれなくなる - ハンマーで叩き、凹凸を平らにならす

凹凸を平らにならす 
逆Rはグルースティックの上から叩く 
ポンチングで高い所を落とす 8~9割程度直ったら…
- ダブルアクションサンダーを使用してフェザーエッジをつくる

・ペーパー目が、フェザーエッジまで滑らかに入るくらい均一になればOK
- UVパテを塗布
↳✓すぐに硬化するため、作業時間の短縮や効率アップに有効!

・中まで硬化するように2mm程度の厚みで盛る
・攪拌時に空気が混ざらないように注意
- 照射機でパテを硬化

長い波長での硬化 
短い波長での硬化 
硬化後 ・照射時は長い波長(青色)で奥まで硬化→短い波長(白色)で表面まで硬化させる
・UV照射機はなるべく塗布面に近づける
- アルコールで脱脂

- 足付けへ
・P320などで行う
【作業全体のポイント】
☆高い工具よりも工夫が大切
☆手順を重視するのではなく状況に応じた順番で修理する
☆手法のすみわけが鍵
面で出すとき:ブチルなど
線で出すとき:ハンダ
点で出すとき:スタッド☆スタッドを打つ回数をいかに減らせるかが重要
…スタッド前の工程で凹みの範囲、深さを小さくする=粗出し
【作業実演②:ハンダを用いた修正】
ドアの真ん中からクォーターにかけて浅く広く凹んでいる状態
・トヨタ・シエンタ
・ベージュ(4V6)

- プライマーを塗布
- ブチルを付けたスライドハンマーで引き出す

- 塗膜を削り、凹みを可視化する

・定規や長く硬いものにペーパーを貼るなどして、凹みや全体の損傷状態を可視化する
- 低い部分を裏側からハンマーで叩く

☆ハンマーで直接叩いたり、他の色々なものを当てがったりして、凹みを見ながら道具の使用方法を工夫する
- 塗膜を削り鉄板を露出させる

鉄板を削りすぎないようになるべく柔らかいものを使用 塗膜を削る - フラックスを塗布し、ハンダメッキ処理をする

・むき出しにした鉄板の上にハンダを溶かして塗り広げる
・フラックスを塗布することで金属表面の酸化膜を取り除き、接着を良くする - 引き出し用プレートを付けた後、周辺パネルを固定

・溶かしたハンダの上にプレートを置く
☆強い力で引いた際、アウターパネルとインナーパネル(今回はホイールアーチ)がばらばらになるのを防ぐためにしっかりと固定する - ヘコミの引き出し


・引き出し箇所に合わせてプレートの使い分けをする
・接着したプレートの穴にスライドハンマーを引っかけ、損傷個所を引っ張り出す
☆じんわりと引くか、スライドハンマーで瞬間的に引くかは凹みの形や出し方によって使い分ける - ⑥~⑧の作業を数回繰り返す
- 完成

【会社情報】
株式会社プラスワンツール
住所:千葉県流山市市野谷428-17
TEL:04-7128-4495
FAX:04-7128-4496
✉:plusonetool.shop@gmail.com
URL:https://plusonetool.com/
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