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【車業界版・今日は何の日】7月21日は「○○○○○が月面着陸した日」!現場で使える顧客トークネタ

自動車車体におけるCFRP(カーボン)素材の進化

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2026/07/21

7月21日はアポロ11号が月面着陸を果たした日

 1969年7月21日(日本時間)は、アメリカのアポロ11号が人類初の月面着陸に成功した日。
 この宇宙開発競争は、ロケットや宇宙船を軽量かつ強固にするための「先端素材」の進化を劇的におし進めた。その代表格であり、現代の自動車産業にも大きな影響を与えているのがCFRP(炭素繊維強化プラスチック)だ。



 鉄の4分の1の軽さと、鉄の10倍の強度を持つCFRPは、かつては航空宇宙産業やF1などのモータースポーツ、あるいは数千万円クラスのスーパーカーにのみ使用された特殊素材であった。しかし近年は製造コストの低下と成形技術の向上により、量産スポーツカーのルーフパネルやボンネット、さらにはハイブリッド車のバックドア骨格など、一般的な乗用車のボディパーツにも広く採用されるようになっている。
 CFRPは車体修理において、従来の鉄やアルミとは全く異なるアプローチが求められる素材である。強い衝撃を受けて炭素繊維が断裂した場合、鈑金による引き出しやパテによる強度復元は物理的に不可能であり、アッセンブリー交換が基本となる。
 一方で、外観面で起きやすいのが「クリヤー層の白濁・劣化」だ。カーボン繊維を保護する最表層の樹脂は紫外線に弱いため、劣化したクリヤーを繊維まで削らないよう極めて繊細なサンディングで剥離し、紫外線吸収剤(UVA)を豊富に含む耐候性の高いハイソリッドクリアで再コーティングを施す。宇宙技術に端を発する先端素材の美観を維持する、高度な塗装技術である。