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鈑金野郎主催の軽鈑金講習レポート【第2弾】
~延びた鋼板でも直せる、延ばさずとも直せる!~
2026/09/01
"学びやすく”、鈑金作業を初心者でも"分かりやすく”実践形式で学べる"軽鈑金講習”を全国で開催する加納貴志氏(LASTHOPE スーパーバイザーも兼務)。今回の講習場所は、VERTEX(森川雄太社長、埼玉県春日部市)。
出張軽鈑金塗装を多く請け負う同社では、社長を含めた経験豊富な技術者3人が鈑金技術にさらなる磨きを掛けるべく受講した。
今回のテーマは鋼板の“延び”。凹みに対し、基準面より少し上げてから絞って落とせば鋼板のテンション(張り)は残せる。しかし、このサイクルを繰り返し過ぎると鋼板は延びていってしまう……。パーツクリーナーで冷やしてエアを吹き付ける方法でも良いが、そればかりでは講習にならない。より正確なハンマリングと絞り作業をポイントとし、シンプルな基本に立ち返って鋼板の裏側からオン・ドリーで凹みを出す練習から講習は始まった。
日産マーチのリヤドアの凹みにドリーとヤスリハンマーを使い、ドリーにヤスリハンマーが点で当たる感覚をつかむ練習。「バン、バン」ではなく「キン、キン」と鳴っているのが目安だという。逆Rの面に対してヤスリハンマーを当てる時は、広い面での垂直方向ではなく水平の向きで叩く。



P80ほどのペーパーで研ぐ。ダブルアクションサンダーでも可だが、楕円運動のあるオービタルサンダーは避ける。


高低差を可視化した後は、基準面より高くなった個所の一番高い所から絞っていく。低い所から絞ると、その周囲の高い部分まででロックがかかってしまい、それ以上上がらないという現象が起こりやすい。そのため、高い個所のロックを外しつつ絞る。
この工程で、パーツクリーナーなどを用いて温度差を生じさせて絞り効果をサポートする。スタッド溶接機の温度を上げて温度差を作り出すと裏焼けの危険性が増すため、冷やした方が良い。

こうして、ペーパーもしくはダブルアクションサンダーで高低を可視化→絞る→ハンマーを繰り返して凹みを基準面に対し整えていく。


(続く)
次回もVERTEXでの講習内容となり、スタッド溶接機で引く際の技術、注意点をお伝えする。
講習の詳細や依頼については、鈑金野郎のInstagram(bannkinn_yarou)までDMをお送りいただきたい。また、LASTHOPEのWebサイトでも”軽鈑金講習”として紹介している。