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MS&AD、2025年度決算及び新経営計画と損保2社の合併基本計画を発表
2027年4月に三井住友とあいおいが合併 新会社名は三井住友海上あいおい損害保険
2026/05/27
MS&ADインシュアランスグループホールディングスが発表した2026年3月期(2025年度)の連結業績は、経常収益が前年同期比14.9%増の7兆6,530億30百万円、経常利益が同20.6%増の1兆1,202億30百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.8%増の7,873億39百万円となった。1株当たり当期純利益は528円87銭、自己資本当期純利益率は14.6%だった。
同社はまた、「グループの2030年度目指す姿」と、その初年度の取り組みとなる「2026年度グループ経営計画」を策定した。あわせて、グループの中核損害保険会社である三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険が、合併基本計画【最終】を承認した。
2030年度に向けた定性・定量目標
同社が策定した「2030年度目指す姿」の定性目標では、保険本来の価値提供を追求し、「お客さまから最も選ばれる保険・金融グループ」となることを掲げている。不確実性が増す時代において、変化を見通し社会のリスクを解決する存在となる方針で、グループタグラインには「Taking on Risk, Leading the World 〜リスクに挑み、世界をリードする〜」を採択した。
定量目標としては、政策株式売却完了後の2030年度において、安定して8,000億円超の修正利益をあげる収益構造の確立(本業において利益を生み出す構造への転換)を実現し、将来的には1兆円規模の利益水準を視野に入れるとしている。2030年度の目標値は、修正利益8,000億円、EPS成長率11%(年率、除く政策株式売却益)、修正ROE11%以上、ESR180%以上である。
2026年度計画の定量目標
「2030年度目指す姿」の実現に向けて設定された2026年度計画の定量目標は、修正利益5,300億円(含む政策株式売却益8,000億円)、修正ROE10%(含む政策株式売却益13%)、EPS成長率4%(年率、2025〜2026年度)、ESR180%以上である。
持続的に利益を創出する収益構造に向けて、事業構造の最適化と事業基盤の強化に取り組み、ビジネスモデル変革を実現することで企業価値の向上を図る方針だ。
損保2社の合併計画と新会社の概要
三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は合併準備を進めており、合併基本計画【最終】を承認した。存続会社を三井住友海上とし、2027年4月1日に合併する。合併後の商号は「三井住友海上あいおい損害保険株式会社」とし、新会社の発足に伴い持株会社の商号を「三井住友海上グループ株式会社」とする計画だ。
新会社は監査等委員会設置会社とし、迅速な意思決定と監査・監督の強化の両立を図る。内部統制システムの実効性確保に向けて3線管理態勢を強化するとしている。
新会社の代表取締役人事として、代表取締役取締役会長に船曳真一郎氏、代表取締役取締役副会長に新納啓介氏、代表取締役取締役社長に海山裕氏が就任する予定。スケジュールとしては、2026年4月以降に本格的な先行同居を進め、保有契約は満期到来の都度、新会社の商品への移行を案内する方針だ。