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トヨタ、 新型車「ランドクルーザー“FJ”」を世界初公開
2025/10/22
ランドクルーザー“FJ”(プロトタイプ 左)、ランドクルーザー“FJ”(海外カスタマイズ仕様・プロトタイプ)
トヨタ自動車は10月21日、新型車「ランドクルーザー“FJ”」を世界初公開した。ランドクルーザーシリーズに新たに加わるこのモデルは、既存の「信頼性・耐久性・悪路走破性」に加え、自分らしく楽しむ自由「Freedom & Joy」という新たな価値を提供するという。日本での発売は2026年年央頃を予定している。
シリーズ中核に新風、コンパクトさと機動性を両立
新型「ランドクルーザー“FJ”」は、フラッグシップの「300」シリーズ、ヘビーデューティモデルの「70」シリーズ、そして中核モデルの「250」シリーズで展開されてきたランドクルーザーファミリーに加わる。
- 車体・走行性能:IMVシリーズで培われたプラットフォームを活用し、優れた悪路走破性を実現。ホイールベースを「250」シリーズ比で270mm短縮することで、最小回転半径5.5mという取り回しの良さとオフロードでの機動性を確保した。
- デザイン:歴代ランクルが重視してきた居住性と積載性を考慮したスクエアなキャビンを踏襲。サイコロをモチーフとした直方体ボディと面取り構成で、無駄のない強い塊感と楽しさを表現している。
- エンジン:2TR-FE 2.7Lガソリンエンジンを搭載し、駆動方式は4輪駆動(パートタイム4WDシステム)。最高出力は120kW(163PS)、最大トルクは246N.mとなっている。
- 安全装備:予防安全パッケージ「トヨタ セーフティセンス」を採用し、安全な運転をサポートする。
- 主要諸元(プロトタイプ):全長 4,575mm、全幅 1,855mm、全高 1,960mm、ホイールベース 2,580mm、乗車定員は2列シート5人乗りである。
ランドクルーザー“FJ”(海外カスタマイズ仕様・プロトタイプ)
多様なカスタマイズを提案
今後は、歴代のランクルを彷彿とさせる丸目型ヘッドランプや、多様な用途に応じた荷室空間を提供するモールパネルなど、カスタマイズの楽しさが拡がるオプションが順次導入される予定。
また、新型車と合わせて、電動パーソナルモビリティ「LAND HOPPER」を開発中であることも発表された(発売は未定)。これは、ランドクルーザーでたどり着いたさらにその先のトレイル(未舗装路の小道)などでオフロードの楽しさを体感できる、新しい移動の価値観を提供するものだ。
新型車「ランドクルーザー“FJ”」は、10月30日(木)から11月9日(日)にかけて東京ビッグサイトで開催される「Japan Mobility Show 2025」に出展され、一般公開される。
電動パーソナルモビリティ「LAND HOPPER」