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ホンダ、新型軽EV「N-ONE e:」を先行公開 - 2025年秋発売、8月1日より先行予約開始

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2025/07/31

ホンダは7月28日、2025年秋に発売を予定している新型軽乗用EV「N-ONE e:(エヌワン イー)」の情報をホームページで先行公開した 。これに先立ち、8月1日(金)より先行予約の受付を開始する 。

N-ONE e:は、カーボンニュートラルの実現に向けた電動化推進の一環として投入される乗用EV。2024年10月に発売された軽商用EV「N-VAN e:」に続く軽EVとなる 。

「e:Daily Partner」がグランドコンセプト

N-ONE e:のグランドコンセプトは「e:Daily Partner(イーデイリーパートナー)」 。ホンダの乗用車の原点であるN360から受け継ぐ愛着の湧くエクステリアデザイン、ゆとりある室内空間、取り回しの良さに加え、EVならではの力強くクリーンな走りと静粛性を特徴とする 。

給電機能やV2H(Vehicle to Home)などのEVならではの便利な機能も備え、航続距離はWLTCモードで270km以上を達成している 。V2HはEVに蓄えた電力を自宅で使えるようにするシステムである 。

愛着とクリーンさを両立したデザイン

エクステリアは、N-ONEのデザインをベースにEVならではのクリーンさを加えた 。フロントフェンダーやリア周りのガラスを含むテールゲート全体の曲面により、上質な立体感とすっきりとした印象を両立 。リアバンパーはフェンダーに沿って丸く絞り、後方からもリアタイヤが見えることで軽快で安定したスタンスを表現している 。

ボディーカラーは5色を設定し、新色の「チアフルグリーン」は日常に彩りと前向きな気持ちを添える色としている 。

インテリアは、視界に入るインストルメントパネル上部を薄く軽やかな造形とし、室内の広がりを感じる空間を演出 。ボンネットとインストルメントパネルの上面をフラットにすることで、前方が見渡しやすく、車幅感覚もつかみやすい安心できる視界を追求した 。機能ごとの操作スイッチはインストルメントパネル中央に集中的に配置され、日常使いの利便性を高めるワイドトレーも設置されている 。

資源循環への取り組み「リソースサーキュレーション」

ホンダは限りある資源を有効活用するため、「リソースサーキュレーション」に取り組んでおり 、N-ONE e:でも枯渇性資源の使用抑制と再資源化を目的とした取り組みを継続している 。フロントグリルには廃棄バンパーを再利用した「バンパーリサイクル材」を採用 。インテリアでは、インストルメントパネル部に植物由来のバイオ樹脂を使用し、フロアカーペットやインシュレーターには使用済みペットボトルや従業員の作業服を再資源化した素材を活用している 。