自工会、「ジャパンモビリティショー2025」企画概要、参加企業などを発表

　日本自動車工業会（自工会）は2025年6月24日、10月30日(木)より11月9日(日)まで（プレスデーは10月29・30日）に東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催する「ジャパンモビリティショー2025」の企画概要、参加企業などを発表した。

　今回のジャパンモビリティショー2025は「ワクワクする未来を、探しに行こう！」をコンセプトとして、「いくっしょ、モビショー！」をキャッチフレーズにしたメインビジュアルを展開する。

ジャパンモビリティショー2025メインビジュアル

　同日に行われた説明会には、自工会の貝原典也（かいばらのりや）モビリティショー委員長と、田中正実（たなかまさみ）次世代モビリティ領域長が登壇。

　貝原委員長は今回のコンセプトについて、「クルマやバイクなどの乗り物好きな人も。未来の暮らしや姿を夢見ることが好きな人も、大人も子供も、まだあまり興味を持てない方も、みんながワクワクし、そして一緒に考え未来を作り上げていく、そんな思いを込めている」と説明した。

　また、「だから、みんなで『いくっしょ、モビショー！』と誘い合って、このワクワクするイベントにご来場いただきたい。そんな想いを、今回のキャッチコピーとメインビジュアルで表現した。ジャパンモビリティショーはこれまでもこれからも、多くの人のワクワクが生み出される場所であり続ける」と、キャッチフレーズに込めた狙いを述べた。

自工会の貝原典也モビリティショー委員長と田中正実次世代モビリティ領域長

　続いて、主要5部門の出展者136社のうち、乗用車・二輪車・商用車メーカーは自工会会員メーカー14社15ブランドのほか、キア、BMW、BYD、ヒョンデ、ミニ、メルセデス・ベンツ、aidea（二輪車）、ASF（商用車）が出展することを発表。

「部品・機械器具」分野からは、京都機械工具、住友ゴム工業、デンソー、東日製作所、日本特殊陶業、ブリヂストン、ボッシュ、横浜ゴムなどが出展することが、追って公表されている。

ジャパンモビリティショー2025に出展予定の乗用車・二輪車・商用車メーカー

　今回のメインプログラムは、1.モビリティの未来の姿にワクワク（#FUTURE）、2.モビリティそのものにワクワク（#CULTURE）、3.モビリティのビジネスにワクワク（#CREATION）、の3つをキーワードに構成。

　1.では、様々な産業から100以上の企業・団体が集まり、10年後の未来を表現する「トーキョーフューチャーツアー2035」を展開する。

　3.では、スタートアップ企業のビジネスマッチングをサポートする「スタートアップフューチャーファクトリー」と「ピッチコンテスト＆アワード」を実施し、このうち後者は「シード/アーリー部門」と「ミドル/レイター部門」に分けて開催する。そのほか、スタートアップ企業など約100社によるブース出展や、自工会役員と有識者によるトークセッション「未来モビリティ会議」も行う。

　そして、貝原委員長が「今年のモビショーで特にこだわっている」という2.では、「モビリティ好きの方が本気で楽しんでいただける、モビショーならではのコンテンツをお届け」。

　時代を遡り、過去から現在の文化や世相と共に、その象徴として輝いていた乗り物が登場する『カルチャー展示』では、当時を知る人には懐かしく、初めて知った人でも好奇心がくすぐられ、胸が高鳴るような体験を提供する。

　また屋外エリアでは、次世代燃料ごとのパフォーマンスを感じられるショーラン、レーシングカーやヒストリックカー、SUV などで行う大迫力のデモラン＆同乗体験を実施する。

　そのほか、スーパーカー、カスタムカー、キャンピングカーなど、モビリティ好きの輪が広がるコミュニティゾーンを展開。子ども連れでも楽しめるよう、はたらく乗り物の展示、全国各地の特産品が集まる軽トラ市、ミニカー「トミカ」ブース、子ども向け職業・社会体験施設「キッザニア」とのコラボ企画「アウトオブキッザニアinジャパンモビリティショー」も実施する。