JOURNAL 

三菱ふそう、国内全製造拠点でカーボンニュートラル達成

国内4拠点における2025年のカーボンニュートラル化を実現

  • #ニュース

2026/08/03

 三菱ふそうトラック・バス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:フランツィスカ・クスマノ氏、以下 MFTBC)は、2025年に日本国内の全製造拠点においてカーボンニュートラル(※1)を達成したと発表した。

(※1:CO2換算(CO2e)で算定した温室効果ガスの排出量について、排出削減、吸収・除去、及びオフセットにより、正味の排出量を実質的にゼロとする状態。)


 MFTBCの国内製造拠点は、トラック車両及び産業用エンジン等を製造する川崎製作所(神奈川県川崎市)、トランスミッション等を生産する中津工場(神奈川県愛甲郡)、バス車両の製造を担う三菱ふそうバス製造(本社:富山県富山市、代表取締役社長:藤岡佳一郎氏、以下 MFBM)、及び架装メーカーであるパブコ(本社:神奈川県海老名市、代表取締役社長:秋山健氏)の4つの生産拠点である。同社はこれらすべての生産拠点でカーボンニュートラル化を実現したと発表した。

再エネ導入と国際規格に基づく削減施策

 MFTBCは、生産ネットワーク全体におけるCO2排出量削減に向けた取り組みを継続的に推進してきた。主な施策として、国内生産拠点で使用する電力の再生可能エネルギー由来化、自家消費型太陽光発電設備の導入、ならびに製造工程における各種省エネルギー施策を実施するなど、生産活動に伴うCO2排出量の大幅な削減を実現するとともに、各拠点における環境性能のさらなる向上を図ってきた。

 これらの活動は、環境マネジメントシステムの国際規格「ISO 14001」(※2)及びエネルギーマネジメントシステムの国際規格「ISO 50001」(※3)によって支えられている。両マネジメントシステムを通じて、生産活動全体における環境性能の継続的な向上、エネルギー効率の向上、資源の有効かつ責任ある利用を推進してきた。


※2:国際標準化機構(ISO)が策定した国際的なマネジメントシステム規格。企業活動全体の環境影響を管理するための包括的な枠組みを提供する。

※3:エネルギー性能およびエネルギー効率の向上に特化した規格。

相殺措置による達成と今後の維持方針

 MFTBCは、2025年暦年及び2026年第1四半期におけるカーボンニュートラル化の達成に向けて、CO2排出量削減施策に加え、カーボンクレジットを調達した。カーボンニュートラルはバランスシート上で達成されており、まず排出量削減に取り組んだうえで、削減が困難な残余の温室効果ガス排出量(CO2e:CO2およびその他の温室効果ガスを地球温暖化係数に基づきCO2換算したもの)については、認証済みカーボンクレジットによって相殺している。

 同社は、2026年4月以降も、CO2排出量削減活動を通じて、カーボンニュートラル化の維持を図っていく方針を示している。

国内外での主な活動内容

 同社が公表した国内外での主な活動実績は以下の通りである。

  • 〜2021年
    • 川崎製作所および中津工場でCO2排出量を2015年比で20%以上削減。
  • 2022年
    • 川崎製作所内に約14,000㎡の自家消費型太陽光発電パネルを増設。
    • 川崎製作所および中津工場での全調達電力を再生可能エネルギー由来に切り替え。
    • 欧州向け小型トラック生産拠点であるトラマガル工場(ポルトガル)がカーボンニュートラルを達成。
  • 2023年
    • MFBMが100%実質再生エネルギーによる操業を開始。
  • 2025年
    • 日本国内の全生産拠点においてカーボンニュートラルを達成。