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PPG、2026年第1四半期決算を発表 売上高は前年比7%増の39億ドル
航空宇宙やラテンアメリカの建築用塗料が堅調に推移し、通期のEPSガイダンスを据え置き
2026/05/14
PPGは、2026年第1四半期の財務結果を発表した。当四半期の純売上高は39億3,000万ドル(前年同期比7%増)となり、オーガニック売上高(既存事業売上高)は販売価格の上昇により前年同期比で1%増加した。継続事業からの希薄化後1株当たり利益(EPS)は1.70ドル(同4%増)、調整後EPSは1.83ドル(同6%増)を記録している。
セグメント別の業績推移
世界の建築用塗料セグメントの純売上高は、前年同期比13%増の9億6,500万ドルとなった。ラテンアメリカ地域における好調な業績が牽引し、販売価格の上昇とコスト管理策により、セグメントEBITDAは前年比28%増、マージンは230ベーシスポイント改善した。メキシコでは小売売上高が好調で、プロジェクト関連の投資増加により第2四半期もさらなる改善を見込んでいる。
高性能コーティングセグメントの純売上高は、前年同期比5%増の13億3,400万ドルだった。航空宇宙、保護・船舶用塗料への旺盛な需要が寄与し、航空宇宙部門では2桁のオーガニック売上高成長を達成した。一方で、自動車補修用塗料は、前年上半期の顧客発注パターンの反動により販売量が減少したものの、下半期には保険金請求件数の回復に伴う需要増を見込んでいる。
工業用塗料セグメントの純売上高は、前年同期比4%増の16億3,100万ドルとなった。自動車OEM向け塗料は、売上高は微減したものの、世界の自動車生産が減少する中で市場シェアを拡大した。包装用塗料は最先端技術の採用により、2年間累計で20%以上の販売量増加を記録している。
財務状況と今後の見通し
当四半期末時点の現金および短期投資総額は16億ドル、純負債は55億ドルであった。営業活動によるキャッシュフローは3,300万ドルで、前年同期から約5,000万ドル増加している。また、当四半期中に満期を迎えた7億ドルの債務を返済し、約1億ドルの自社株買いを実施した。
今後の見通しについて、2026年第2四半期は売上高および調整後EPSで横ばいから1桁台前半の成長を予想している。2026年通期のEPSガイダンスについては、シェア拡大の勢いや自助努力によるコスト抑制を背景に、従来の7.70ドルから8.10ドルの範囲を維持するとしている。