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【車業界版・今日は何の日】8月7日は「橋の日」!現場で使える顧客トークネタ
自動洗車機がもたらす「洗車キズ」の正体と職人の磨き技術
2026/08/07
8月7日は「機械の日」
8月7日は、七夕の時期(旧暦)に合わせて機械の意義や役割を広くアピールするために、日本機械学会が制定した「機械の日」。
一般のカーオーナーが頻繁に利用する自動車関連の機械といえば「門型自動洗車機」だが、この機械による利便性の裏で、鈑金塗装工場やディテーリングショップには「洗車キズ」の相談が寄せられている。
近年の洗車機は、スポンジブラシや布ブラシを採用し、傷がつきにくく進化しているものの、車体に砂埃や鉄粉が付着したまま機械に通せば、それらが研磨剤の役割を果たし、最表層のクリアコートに無数の微細な線キズを刻み込んでしまう。特にソリッドブラックや濃紺車などのダーク系カラーは、この傷が太陽光を乱反射させるため、白ぼけたように見え、新車時のツヤを著しく損なう。
鈑金塗装工場において、このようなキズをリセットする工程が「磨き(ポリッシング)」である。塗装職人は、対象車の塗膜の硬さ(メーカーや高機能クリヤーの有無)を見極め、粗さの異なる数種類のコンパウンド(研磨剤)と、ウールやウレタンなどの材質が異なるバフ、そしてシングルアクションやダブルアクションと呼ばれるポリッシャー(研磨機)を組み合わせて施工する。 クリヤーコートの厚みはわずか数十ミクロン(1ミリの100分の数ミリ)しかないため、むやみに削れば下地が露出し取り返しのつかない事態になる。摩擦熱を巧みにコントロールしながら、傷の深さ分だけを均一に削り落とし、鏡のような平滑な面を再構築する技術は、まさに職人技である。