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ダイハツ、滋賀(竜王)工場にAIを用いた自動車部品の品質検査システムを導入
VRAIN Solutionと共同開発、トランスミッション用部品の検査工程を自動化
2026/07/09
ダイハツ工業は、現場主導のDX推進の取り組みとして、滋賀(竜王)工場 第1地区に、AIを用いた自動車部品の品質検査システムを導入した。
ダイハツはデジタル技術の活用による企業競争力の強化に向けた全社的なDXの取り組みを推進している。特に、製造現場の従業員が自らAIツールを活用し、実装まで行えるスキルの向上や環境の整備が重要であると考え、現場向けの学習プログラムを実施するなど、工場のDX人材の育成に力を入れている。
トランスミッション用部品の検査を自動化
このほど開発、導入したシステムは、滋賀(竜王)工場 第1地区のアルミ加工ラインで生産されているトランスミッション用の部品について、AIを用いて加工穴内部のキズなどを検査するもの。製品の微細なキズや不具合を判別する検査は、目の酷使による身体的負担に加え、0.1mm程度の差異が品質に影響を及ぼすため、作業者の経験や感覚(官能)に大きく依存する作業であったが、加工製品のキズは種類や場所のバラつきが大きく、安定した判定精度を確保する手法が確立できていなかった。
今回は、現場で蓄積された知見とAI・画像認識などの先進技術を融合し、これまで人の目と感性に頼っていた検査工程の自動化に取り組み、検査精度の安定化と作業負荷の軽減を両立した。
VRAIN Solutionと共同開発、他部品への展開も予定
同システムは、製造業向けAIソリューションを提供するVRAIN Solutionとダイハツが共同で開発したものであり、両社は本技術に関する特許を共同出願している。本システムは現在、滋賀(竜王)工場にて稼働しており、同様の構造を持つアルミニウム製品への展開が可能で、今後は他部品の検査工程でも導入を予定している。