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【人とくるまのテクノロジー展2026横浜】トヨタ、ホンダ、スズキ、ダイハツ、日産が最新のCO2削減技術などを披露
スズキはCO2回収装置を搭載した「カーボンキャプチャーキャリイ」を参考出品
2026/07/16
2026年5月27~29日にパシフィコ横浜で開催された自動車技術の展示会「人とくるまのテクノロジー展2026 YOKOHAMA」(主催:自動車技術会)。
当記事ではトヨタ自動車、本田技研工業、スズキ、ダイハツ工業、日産自動車の主な展示内容を紹介する。
【トヨタ自動車】
新型6代目「RAV4」PHEV Zの実車に加え、同車に搭載されているA25A-FXS型2.5L直4エンジン+フロントeアクスルのカットモデルを展示。
トヨタRAV4 PHEV Z
従来は別体で車室側に配置されていたDC/DCコンバーターをPCU(パワーコントロールユニット)内に統合し、発電機・モーター・トランスアクスルと一体化することで、ユニット全体の高さを15%、重量を18%低減したことなどを紹介した。
A25A-FXS型2.5L直4エンジン+フロントeアクスルのカットモデル
また、ソフトウェアづくりプラットフォーム「アリーン」を開発に初めて活用のうえ、単眼カメラはセンサーを従来の約40%高画素化し、検知距離を約50%、検知確度を約14%拡大し、前方ミリ波レーダーも検知距離を約70%に拡大した、新型ADAS「トヨタセーフティセンス」の構成ユニットも公開した。
(左より)新型「トヨタセーフティセンス」の単眼カメラ、ドメインコンピューター、前方ミリ波レーダー
【本田技研工業】
2026年5月22日に発売された小型BEVホットハッチ「スーパーワン」と家庭用充放電器「ホンダV2Hスタンド」の実車・実機を出品。
バンパーリサイクル材を用いたフロントグリルを装着するホンダ・スーパーワン(左)、ホンダV2Hスタンド(右)
また、バンパーリサイクル材を用いたフロントグリル、使用済みテールレンズを水平リサイクルしたドアバイザー(ディーラーオプション)、再生PETを原料としたフロアマット(ディーラーオプション)、再生可能な植物由来イソソルビドを主原料とする三菱ケミカルのバイオエンジニアリングプラスチック「デュラビオ」を用いたインパネ加飾など、同車に採用されているリサイクル技術をアピールした。
再生PETフロアマットや「デュラビオ」インパネ加飾を装着するホンダ・スーパーワンの運転席まわり
【スズキ】
軽トラック「スーパーキャリイ」をベースに、農作業時や移動時に発生するCO2を回収する装置を車体後部に搭載した「カーボンキャプチャーキャリイ」を参考出品。
スズキ・カーボンキャプチャーキャリイ
従来は灯油を燃焼させることで供給しているCO2の一部を、「カーボンキャプチャーキャリイ」で回収したCO2に置き換えるとともに、車両の走行に用いる燃料にCNF(カーボンニュートラル燃料)も組み合わせることで、カーボンネガティブを実現する。
スズキ・カーボンキャプチャーキャリイに搭載されたCO2回収装置
【ダイハツ工業】
2026年2月に発売された軽BEV商用バンの上級モデル「e-アトレー」の実車を展示。
ダイハツe-アトレー
モーター・インバーター・減速機を一体化したeアクスルを後輪駆動軸上に、容量36.6kWhのLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを床下に搭載することで、WLTCモードで257kmの航続距離と、ガソリン車同等の積載能力を兼ね備えた、ダイハツ・スズキ・トヨタでの共同開発によるBEVシステムを中心に訴求した。
ダイハツe-アトレーのeアクスルおよびLFPバッテリー
【日産自動車】
全電動ミッドサイズSUV「アリア」をベースにLiDARやカメラを追加のうえ、AIベースの自動運転技術を実装した「次世代プロパイロット」開発試作車を披露。
次世代プロパイロット開発試作車
また、新型4代目「エルグランド」などに搭載予定の発電特化型エンジンと5in1電動ユニットを組み合わせた「第3世代e-POWER」および、新型3代目「リーフ」に搭載されている「3in1 EVパワートレイン」も展示し、双方での構成部品共用によるコスト削減と小型高剛性化の両立をアピールした。
第3世代e-POWERのカットモデル
(文・写真=遠藤正賢)
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