JOURNAL 

第4回 オートモーティブワールド、開催

技術相談もできる自動車技術の専門展

  • #イベント

2025/10/20

 RX Japan(田中岳志社長、東京都新宿区)が主催する自動車最先端技術の総合展示会、「第4回 オートモーティブワールド [秋]」が9月17~19日の3日間、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催された。同展は、「第4回ネプコンジャパン [秋]」、「ファクトリーイノベーションWeek [秋]2025」も併催され、323社が出展し、新技術や新素材を発表。30,905人が来場した。


エノア・豊田通商

家庭用、業務用の水素発生装置と、水素で走る電動アシスト自転車を展示した。バッテリーと比べて劣化の心配がなく、長期保存に向くことから災害用エネルギー備蓄に向いているとした

カシオ計算機

産業用小型プロジェクターを展示した。歩行者やフォークリフトの動きに連動して通路やドアなどに動きのあるサインを投映。必要な時だけ映せることによる、アテンション効果をアピールした

三洋貿易

30秒でEVの劣化度が分かるバッテリー診断機を展示、本格的に量産体制に入ったことをアピールした。また、劣化したバッテリーセルのパフォーマンスを引き上げる機器も展示した

住友ゴム工業

薬品に侵されず、使用環境に合わせた様々な床「グリップコート」を展示。自動車整備工場に適した高強度舗装、油汚れによる滑り対策床だけでなく、ゴムや人工芝などユニークな床も展示した

スリーエムジャパン

接合部位の静摩擦係数を大幅に向上する無電解ニッケル・ダイヤモンドコーティングのシム「3MTM フリクションシム」を展示。重要な接合部において最大5倍の強度と信頼性を実現する

日本ゼオン

「CNTペースト」を使用することで、正極及び負極におけるカーボンブラックなどの配合量を低減し、活物質の増量及びエネルギー密度が向上することをアピールした

日本特殊陶業

「CO2を資源へ」をテーマに、排出されるCO2を回収し、クリーンなe-メタンを製造するスキームを紹介。工場のボイラー排ガスからCO2回収率、濃度ともに90%以上で回収が可能となる

ブリヂストン

使用済みタイヤを、再びタイヤ原料へと戻す試みを紹介。タイヤを破砕し、チップにしたものを精密熱分解し、合成ゴムと新品並みの強度を持つ再生カーボンブラックとして再利用する技術をPRした

三井住友海上火災保険/レーベンコミュニティ

近年、金属価格の上昇に伴い、発電所施設で送電用の銅・アルミケーブル盗難被害が急増している。ALSOK制御装置と設備警報盤を組み合わせ、警備会社へ異常を知らせる防犯プランを展示した