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国土交通省が「国際物流の多元化・強靱化に向けた実証輸送」の公募を開始

~公募の概要や対象条件、実証輸送の内容・支給費用などを整理~

  • #ニュース

2026/09/11

 9月11日、国土交通省は「国際物流の多元化・強靱化に向けた実証輸送」への参加事業者公募を発表した。国際情勢の悪化や気候変動によるサプライチェーンの混乱を背景に、新たな国際物流ルートの開発や既存ルートの発展・進化を目指す取り組みである。

 公募期間は2026年9月11日~から10月9日まで。対象事業者は日系荷主企業及び日系物流事業者等となる。応募は所定の応募様式に必要事項を記載の上、メールで提出する形式である。

参考資料:国土交通省「国際物流の多元化・強靱化に向けた実証輸送」の公募を開始します~新たな国際物流ルートの開発や既存の成果を発展・進化させるため、実証輸送を行います~


選定方法と検証事項

 選定は国土交通省が実施し、実証輸送の必要性や実現可能性、実施条件との適合性について総合的に審査される。検証事項は、既存ルートと比較した輸送コスト、リードタイム、輸送品質、輸送手続き、トレーサビリティ、越境時の税関手続き等である。

 本実証輸送は、「国際物流の多元化・強靱化に向けた実証調査および官民コンソーシアムの運営(令和7年度補正)」の一環として、国交省が外部委託の上実施する。調査協力に関する費用として、1輸送につき原則100万円が支出される。複数コンテナの場合は2コンテナまでを上限に200万円が支出対象となる。ただし、応募件数が少ない場合は支給金額が調整される可能性がある。


背景にあるサプライチェーンの混乱

 国際情勢の悪化や気候変動の影響により、国際的なサプライチェーンの混乱が続いている。国土交通省はこうした状況を踏まえ、安定的なグローバルサプライチェーンの確保に向けて国際物流の多元化・強靱化を推進している。
 本実証輸送はその一環として、新規ルートの開発にとどまらず、過去の実証で得られた成果の継続・集約的な活用にも重きを置いている点が特徴である。物流事業者や荷主企業にとっては、BCP対策の具体的な検証機会となる。
 詳細は国交省が公開する事業概要及び公募要領で確認できる。