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三菱自動車、「eK」(eKクロス EV)と「サクラ」のリコール41,134台を発表 ブレーキマスターシリンダーに不具合、意図しない加減速のおそれ
2025/06/13
三菱自動車工業は6月12日、ブレーキマスターシリンダーの不具合を理由に、軽自動車の「eK」(eKクロス EV)と日産自動車が販売する「サクラ」のリコールを国土交通省に届け出た 。リコール対象となるのは合計4万1,134台で、2022年5月18日から2023年3月14日までに製造された車両が該当する 。
尚、下の表にある通り、対象車両の排ガス記号がZAAであることから、「Z」排出ガス規制の適用を受けない、「A」電気自動車、「A」乗用車であることが分かる。このためeKシリーズでも対象は電気自動車のみ。従って、eKシリーズのうちガソリンモデルである、「eKクロス」、「eKワゴン」、「eKスペース」は対象外となる。
不具合の詳細と危険性
対象車両のブレーキマスターシリンダーは、ピストンの形状が不適切であるため、ブレーキオートホールド機能(※1)およびヒルスタートアシスト機能(※2)解除時に、ピストンが正規の位置まで戻らないことがある 。これによりブレーキが引きずった状態になり、アクセルペダルを離した際に意図した以上に減速する可能性がある 。最悪の場合、走行中にブレーキの引きずりが解消することで、意図しない加速を引き起こす恐れがあるという 。これまでに不具合は240件報告されており、人身事故が1件、物損事故が1件発生している 。
- ※1:ブレーキを踏んで停車した際に、ペダルから足を離しても停車状態を維持する機能 。
- ※2:坂道発進時に車の後退を防ぐため、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替える間、ブレーキを最大2秒間保持する機能 。
改善措置と周知方法
三菱自動車は、全対象車両のブレーキマスターシリンダーを対策品に交換する 。ユーザーへはダイレクトメール等で通知し、自動車特定整備事業者等には日整連発行の機関誌や各社のインターネットホームページに掲載することで周知を図る 。
リコールに関する問い合わせは、三菱自動車のお客様相談センター(TEL: 0120-324-860)まで 。
リコール対象車の詳細
車名 | 型式 | 通称名 | リコール対象車の車台番号の範囲及び製作期間 | リコール対象車の台数 |
|---|---|---|---|---|
三菱 | ZAA-B5AW | 「eK」 | B5AW-0000201~B5AW-0007278 令和4年5月18日~令和5年3月7日 | 7,064台 |
ニッサン | ZAA-B6AW | 「サクラ」 | B6AW-0000038~B6AW-0034276 令和4年5月18日~令和5年3月14日 | 34,070台 |
(計2型式) | (計2車種) | (製作期間の全体の範囲) 令和4年5月18日~令和5年3月14日 | (計41,134台) |
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