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日産、大阪大学接合科学研究所と「日産自動車 溶接・接合共同研究部門」を設立
高速3Dプリンティング技術「AFSD」と「高輝度X線透過型溶接・接合機構4次元可視化システム」の実用化を推進
2026/02/06
日産自動車は2026年2月3日、大阪大学接合科学研究所と「日産自動車 溶接・接合共同研究部門」を設立したことを発表した。
同研究部門では、大阪大学接合科学研究所から生まれた、高速3Dプリンティング技術「AFSD(Additive Friction Stir Deposition法)」の研究と実用化および、「高輝度X線透過型溶接・接合機構4次元可視化システム」を活用した接合技術開発の高度化について、研究開発・応用を進める方針。
「AFSD」は、金属の材料を溶かさずに摩擦熱を利用して固体のまま積層造形を行う、固相積層技術の一種。供給材の周りにリング状の重りを設けることで、供給材のバリや空洞の発生を抑え、高品質かつ高速での加工を可能とする。
これにより、少量多品種な部品でも、金型を作らずに製造できるため、新型車開発過程における思索部品の金型製作が不要となり、大幅な開発期間の短縮が期待できるうえ、従来のコスト構造を大きく変える可能性を秘めている、としている。
「高輝度X線透過型溶接・接合機構4次元可視化システム」は、2組のX線撮像システムを用い、1秒間に1000フレームの高速撮影を行うことで、溶接中の材料内部の動きを高速度・高精度で観察できる画像診断技術。
このシステムを活用して様々な接合工法を観察することで、溶接中の材料内部で何が起きているかを直接理解し、材料の組み合わせごとに最適な接合条件や、様々な接合方法の利点や使い方を論理的に評価することが可能に。ひいては新型車の開発を効率化し、より短期間で新型車をできるようになる。
日産自動車は大阪大学との連携を通じてこれらの技術を実用化し、自動車の設計・製造工程の効率化と高品質化を実現することに注力する計画。
「高輝度X線透過型溶接・接合機構4次元可視化システム」の設備イメージ