JOURNAL 最新ニュース
あいおいニッセイ同和損保とOXFIDA、NEDO委託事業の国産AI開発に参画
CODASのパートナーとして「データの秘匿性を考慮した効率的なAI学習手法の開発」を推進
2026/10/23
MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険と、その子会社であるOXFIDAは、2026年10月19日、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進する委託事業「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/データの秘匿性を考慮した効率的なAI学習手法の開発」に、一般社団法人AIデータ主権共創機構(CODAS)のパートナーとして参画することを発表した。
参画の背景と経緯
これまでAIは、インターネット上に公開されている膨大なデータを学習することで急速に進化してきた。一方、AIを更に高度化していくためには、企業や組織が保有する業務データを安全に活用することが重要になる。ただし、業務データには個人情報や機密情報が含まれる場合があり、情報を守りながらAIに学習させる新たな技術の開発が求められている。
あいおいニッセイ同和損保は、テクノロジーとサイエンス領域に強みを持つオックスフォード大学の教授陣や大学発スタートアップと連携し、従来の損保ビジネスの枠を超えた社会・地域課題の解決に向けた研究開発を行うため、2022年11月に英国オックスフォードにAioi R&D Lab–Oxfordを設立した。以来、データの安全性に配慮したAI活用に関する研究開発を進め、知見を蓄積してきた。
2026年10月1日には、社名を「Aioi R&D Lab-Oxford」から「OXFIDA」へ変更し、AI・テクノロジー企業としてブランド構築を進めるとともに、オックスフォード大学などとの連携を通じて独自の技術力や事業開発力を更に高めていく考えだ。
今般、あいおいニッセイ同和損保とOXFIDAは、これまでに培った知見と技術力を生かし、データの秘匿性を担保しながら企業が重要なデータを安心してAIの学習・活用に用いることができる基礎作りへの貢献を期待され、本事業にCODASのパートナーとして選出された。
事業の概要と担当領域
同事業では、企業のデータやAIモデルの情報を安全に守りながら、AIを学習・利用できる仕組みを開発する。あわせて、産業固有の知識を学習させた国産LLM(大規模言語モデル)の研究開発を進め、その実証と利用拡大を目指し、企業が保有するデータを学習データとして活用しながら、実際の業務でも使いやすく、安全性と実用性を両立したAIモデルの開発・検証を行う。将来的には、オープンソースベースのモデルとして公開することで、各企業が自社向けのモデル開発に活用できるほか、機密性を保ったまま、企業間で学習データを連携・共有できる環境の実現を目指す。
同事業において、あいおいニッセイ同和損保とOXFIDAは「実利用に基づくAI学習・推論秘匿化技術の研究・開発とその評価手法、およびそれらの実装評価」を担当する。具体的な担当領域は以下の通り。
- 個人情報や機密情報を保護しつつ、AIの学習・活用に資する技術の研究・開発
- 秘匿化された個人情報や機密データを用いた学習においても、一定のAIモデル性能を確保する手法の研究・開発
- AIモデル自体を秘匿化した状態で、モデルが自律的に性能を向上させる仕組みの研究・開発
- 上記の安全性および性能を実証的に評価するためのツールおよび評価手法の研究・開発
あなたにおすすめの記事
-
あいおいニッセイ同和損保、「そなえる冠水マップ」と「冠水リスクアラート機能」の提供を開始
2026/10/23
-
あいおいニッセイ同和損保とOXFIDA、NEDO委託事業の国産AI開発に参画
2026/10/23
-
【車業界版・今日は何の日】10月23日は「電信電話記念日」!現場で使える顧客トークネタ
2026/10/23
-
三菱自動車、新型クロスカントリーSUV「パジェロ」をタイで発売
2026/10/22
-
国土交通省とナスバ、スズキ「e ビターラ」の安全性能評価結果を公表
2026/10/22
-
EV最大125万円から75万円へ、CEV補助金が2027年1月以降の登録車から補助額を引き下げ
2026/10/22