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【ジャパントラックショー2024:イヤサカ/エムケー精工】「大型整備の効率化」を主軸とした大型車用整備・修理機器を展示
大型車用門形洗車機「ビッグウォッシャー アバンザード」に「ナノバブル洗車システム」を新たに設定
2024/07/16
2024年5月9~11日にパシフィコ横浜で開催された、トラック・輸送業界の展示会「ジャパントラックショー2024」。
イヤサカとエムケー精工は両社合同ブースで、「大型整備の効率化」をテーマとして、大型車用の車検機器や足回り整備機器、洗車用機器などの各種製品を展示した。
ジャパントラックショー2024のイヤサカ/エムケー精工ブース
その中でも多くの来場者の目を引いたのは、エムケー精工の大型車両用門型洗車機の最新モデル「ビッグウォッシャー アバンザード」だろう。
洗車傷が入りにくいスポンジブラシを設定するほか、車高1850mm以上の商用バンにも対応するこの門形洗車機にこのほど、「ナノバブル洗車システム」を設定。
1μm(マイクロメートル)未満の極めて微細な泡を発生させ、その泡を塗膜の微細な凹凸に浸透させることで、細部の汚れまで浮き上がらせて洗浄する。
これにより、大型車では乗用車以上に多く固着しがちな泥や油などをくまなく落とすうえ、車両洗浄後に洗車機のブラシや内板に移るその汚れを軽減することができるという。
エムケー精工「ビッグウォッシャー アバンザード」
また、脱輪事故防止策としては、シカゴニューマチック社のトルク制御型バッテリー式電動トルクレンチ「CP8609」と、同製品での締付トルク設定や締結後のデータ管理などが可能なスマートフォンアプリ「CPリンク」、同アプリで書き出したExcelデータを分かりやすいイラストと車輪ごとに分かれた表で見やすく表示するイヤサカ独自の「ホイールナット締付管理ツール」を出品。
シカゴニューマチック「CP8609」を用いた大型車ホイールナット締結作業実演の様子。説明員が座っているのは同社の「エルゴシートCP87029」
車両・車輪・ナットごとの締付トルクと締結結果をデータで正確に管理することで、脱輪事故を未然に防ぎつつ、タイヤ&ホイール交換作業のトレーサビリティを高い精度で確保することを訴求していた。
「ホイールナット締付管理ツール」を用いた締付トルク管理データの表示画面サンプル
そのほか、スプレーガンへのエア供給が不要で塗着効率が約60~70%と高い、アンダーコート用塗装キット「エアレス・アンダーコート」も展示。塗料の代わりに水を用いた作業実演では、短時間で厚塗りができ塗料の飛散も少ないことを示していた。
「エアレス・アンダーコート」を用いた塗装作業実演の様子
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