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トヨタモビリティパーツ、「AI整備見積りシステム」をギックスと共同開発
AIが約80項目の整備内容を診断し、整備の必要有無について推奨度を算出した「AI診断書」を作成
2024/04/29
トヨタモビリティパーツ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:榊原弘隆)はギックス(本社:東京都港区、代表取締役CEO:網野知博)と「AI整備見積りシステム」を共同開発。2024年3月1日よりトヨタモビリティ新大阪(本社:大阪市淀川区、代表取締役:久保行央)に提供を開始した。
トヨタモビリティパーツおよびギックスの社名ロゴ
「AI整備見積りシステム」は、自動車ディーラー・自動車整備工場向けに提供する、AIによる車の部品交換・整備予測を支援するシステム。
車両情報をシステムに入力するだけで、AIが約80項目の整備内容を診断し、整備の必要有無について推奨度を算出した「AI診断書」を作成する。
「AI診断書」により、サービススタッフは入庫前段階の顧客に対し、データに裏付けられた整備内容の提案・見積もりが可能となるほか、入庫後の整備作業においてもAIの診断結果をもとに作業計画の改善を図ることで、エンジニアの作業負荷削減を実現することができる。
トヨタモビリティパーツ大阪支社は、「データインフォームド(データに判断をゆだねるのではなく、人間の判断にデータを加える事で判断業務をアップグレードさせる思考)」を掲げるギックスをデータ基盤・AI開発パートナーに、トヨタ販売店システムに精通したネクステイジ(愛知県日進市、代表取締役:山中富雄)、エコドライブメッセージサービスを展開するアスア(名古屋市中村区、代表取締役:間地寛)を加え、トヨタモビリティ新大阪協力のもと、2020年に開発を開始。
安全性を最優先としながら作業効率を上げるシステムを開発するため、約4年をかけて、約21万台・約135万の点検における車種、年式、走行距離などの車両情報や整備履歴のデータをAIで解析、実店舗での実証実験を繰り返した。
その後、現場で活用可能な予測モデルを備えたAIエンジンをトヨタモビリティパーツとギックスで共同開発、「AI整備見積りシステム」が完成した。
トヨタモビリティ新大阪では2024年3月1日より順次導入。2024年6月からの本格稼働を目指すとしている。
「AI整備見積りシステム」の「AI診断書」イメージ
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