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DOGMAN ドッグマン
犬! 犬! 犬!暴力と悲しみと犬に生きた男の半生
2024/03/06
あらすじ
ある夜、警察に止められた1台のトラック。運転席には負傷し、女装をした男。荷台には十数匹の犬。“ドッグマン”と呼ばれるその男は、精神科 医の前で半生を語り始めた。犬小屋で育てられ暴力がすべてだった少年時代。トラウマを抱えながらも、犬たちに救われ成長していく中で恋をし、世間になじもうとするが、人に裏切られ、苦しめられ、深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた男は、絶望的な人生を受け入れ、生きていくため、犬たちとともに犯罪に手を染めてゆくが、“死刑執行人”と呼ばれるギャングに目を付けられ――。
「ニキータ」、「レオン」、「フィフス・エレメント」のリュック・ベッソンが実際の事件に着想を得て脚本・監督を務め、第80回ヴェネツィア国際映画際では「ベッソンが復活した」、「ベッソンの最高傑作」と大絶賛の嵐を巻き起こしたダークでエッジの効いたバイオレンス・アクション。
筆者の推しどころ
犬が出ればすぐに紹介しちゃう犬推しの本コーナー。多種多様な犬を楽しめる一方で、リュック・ベッソンらしさ全開のアクション犬映画。なぜ半身不随なのか、なぜ犬を多頭飼いしたのか、なぜ女装をしたのか、なぜ犯罪を犯したのか。精神科医の前で語られるこれらの理由を知るころには、ドッグマンの切なく悲しい人生が浮き上がってくる。犬と意思疎通ができ、完璧に操ることができるドッグマンの犬への愛は、近所の犬に吠えられたので吠え返したところ飼い主さんに怒られた筆者に匹敵するものがある。
そして、犬の演技がものすごい。数十頭の犬がケンカも吠えもせずに一斉に動き出すシーンや、主人公に寄り添うシーンなど、「21世紀のハチ公バイオレンス物語」かと唸るほどである。また、犬に対する暴力は一切ないので犬好きは安心して権力の行使を堪能できる1本。
監督・脚本:リュック・ベッソン
配給:クロックワークス
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