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シネマエンドレス「ボーはおそれている」
最狂コンビが贈る、 観たら元には戻れない・気持ちよい悪夢のようなオデッセイ・スリラー
2024/03/05
あらすじ
日常のささいなことでも不安になる怖がりの男ボーはある日、さっきまで電話で話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった。これは現実か? それとも妄想、悪夢なのか? 次々に奇妙で予想外の出来事が起こる里帰りの道のりは、いつしかボーと世界を徹底的に呑み込む壮大な物語へと変貌していく。実家にたどり着くのが先か? それともボーの人生が転覆し、永遠に壊れるのが先か? 衝撃や恐怖をはるかに凌駕する“永遠に忘れられないラスト”が待つオデッセイ・スリラー。スクリーンで一度体験したら、もう元には戻れない。
「ミッドサマー」の天才監督アリ・アスターと、「ジョーカー」、「ナポレオン」のホアキン・フェニックスという人間の狂気を自在に操る2人が最狂コンビを組んで生み出した、話題作にして狂気の超問題作がついに日本解禁。
筆者の推しどころ
多くの観客にトラウマを植え付けた「ミッドサマー」から4年。映画ファン待望のアリ・アスター監督の最新作は、当然、本誌おなじみのA24が製作。率直な感想は「何を観せられたんだ、この3時間は」。不可思議な映像と、予想も理解も不能な展開は、観客を置いていくようで、実はものすごい勢いで主人公ボーとの行動を強制する。出てくる登場人物全員が狂人アクセルをベタ踏みしており、不幸な男ボー自身が感じる嫌な予感をはるかに上回る悪夢のような状況に引きずり込んでいく。ゲーム「ファイナルファイト」よりも治安の悪い街、医者家族との出会い、小説「ドグラマグラ」のような劇中劇、衝撃的なラストと様々な場面はあるが、そのすべてがまともじゃない。そこに希代の名俳優ホアキン・フェニックスの演技が加わることで異様な世界はさらに突き抜けていく。インタビューで「みんなどん底気分になればいいな」と笑顔で語るアリ・アスター監督の思惑にまんまとはまる狂気の一本。
監督・脚本:アリ・アスター
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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