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マツダCX-60(KH系)BPのポイントは?【売りたい車図鑑】
新開発の51Kロジウムホワイトプレミアムメタリックを含む「匠塗」特別塗装色を3色設定
2023/12/27
【BPのポイント】
フロントエンジン縦置き・後輪駆動を基本とする新開発のプラットフォーム「スカイアクティブマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャー」を初めて採用。
骨格はフロントピラー下部、センターピラー、センタートンネル前端、リヤバンパービームに1800MPa級のホットスタンプ材、フロントピラー上部~ルーフサイドメンバー、サイドシル、フロアクロスメンバーなどに980~1470MPa級の超高張力鋼板を使用している。
また、前後サスペンションアッパーマウントに6000系アルミニウム合金のダイキャストを採用し、各サスペンションの取付剛性をアップ。フロントバンパービームに7000系アルミニウム合金の押し出し材を用いることで、フロントオーバーハングのヨー慣性モーメントを低減している。その他詳細は下記記事をご参照されたい。
マツダCX-60のホワイトボディ:減衰接着剤を多用したほか前後サスペンション取付部にアルミダイキャストを採用【人とくるまのテクノロジー展2023横浜】
https://bsrweb.jp/news/detail.php?id=001538
マツダCX-60の高張力鋼板およびアルミニウム合金使用部位
また、減衰接着剤をフロア骨格などの接合部位に多用。路面からの入力による振動の収束性を高めている。
減衰接着剤使用部位
外板の仕様は「25S」系および「XD」系の廉価タイプと、「XDハイブリッド」系および「PHEV」系の上級タイプとで大別されており、両者でフロントバンパーのデザインが大きく異なる。また、各ロアスカートおよびフェンダーアーチ、フロントフェンダー内のサイドシグネチャーガーニッシュが、前者は材料着色のブラック、後者がグロスブラック塗装となる。
「25S Lパッケージ」のフロントまわり。ボディカラーは46Vソウルレッドクリスタルメタリック
またフロントグリルは、「XD」グレードが材料着色ブラックの、上級タイプに設定される「エクスクルーシブスポーツ」および「プレミアムスポーツ」がピアノブラックの、いずれもハニカムタイプを採用。それ以外のグレードはピアノブラックのバータイプとなる。
「XDハイブリッドプレミアムスポーツ」のフロントまわり。ボディカラーは46Vソウルレッドクリスタルメタリック
ボディカラーは新開発の51Kロジウムホワイトプレミアムメタリックをはじめ、46Vソウルレッドクリスタルメタリック、46Gマシーングレープレミアムメタリック、計3色の「匠塗」(たくみぬり)特別塗装色を設定。
そのほか、47Sプラチナクォーツメタリック、41Wジェットブラックマイカ、42Mディープクリスタルブルーマイカ、45Pソニックシルバーメタリックを標準塗装色として設定し、計7色のカラーラインアップとしている。2トーンカラーの設定はなし。
51Kは発色層(カラーベース)に新開発の顔料層を採用。塗膜の厚みを従来の25Dスノーフレイクホワイトパールマイカに対し約30%削減した。
また反射層(カラーメタリックベース)には、極薄の高輝度アルミフレークを含んだ塗料を、均一な厚みになるように精密に塗装した後、乾燥過程で体積を大幅に収縮させる手法を採用。一般的な反射層の約15分の1である約0.5ミクロンにまで極薄化した塗膜の中に、アルミフレークが一定間隔で平滑に並んだ状態を形成しつつ、アルミフレークの角度をボディ曲面に並行に沿わせることで、ハイライト側の光の反射を強め、ボディの立体感を強めている。
「匠塗」各色の詳細については「ボデーショップレポート」2023年7月号特集「『匠塗』の奥深い世界」をご参照いただきたい。
(文=遠藤正賢 写真・図=マツダ)
51Kロジウムホワイトプレミアムメタリックの塗膜構成
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