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埼玉県車協、材料代実証実験講習会を開催
修理費用の正しい請求を求めて
2023/10/20
埼玉県自動車車体整備協同組合(泰楽秀一理事長)は9月10日、埼玉自動車大学校(北足立郡)で材料代実証実験講習会を開催した。
内容は、鈑金塗装の全工程においてどれだけの材料、副資材を使用しているか、使用した材料の金額(原価)はいくらなのかを検証するもの。
参加者は実際に事故車を用いて、どれだけの材料や副資材が使われているかをパテの使用量やマスキングテー
プの長さ、磨き作業におけるコンパウンドなどの原価を詳細に書き出し、使用塗料代・使用副資材・材料代のそれぞれの計算シートに入力した。
その結果、レーバーレートが6,700円だと塗装材料代を35%に設定しても、修理費が赤字になることなどが発表された。
泰楽理事長は「今回、岐阜県車協がベースを作ってくれたことで講習会の開催が実現できた。すべての指数に材料代が含まれていないことを知っている人は多いが、副
資材などを請求していない現実がある。参加者には、細かくても積み重ねれば大きな金額になることを分かってもらいたかった。今回得た知識をしっかりと活かして、修理費の正しい請求をしてもらいたい」とコメ
ントした。
今後も各都道府県で同様の講習会を行い、修理費用の正しい請求方法を訴求していく考え。
挨拶に立つ泰楽理事長
各作業に使われる材料を細かく可視化
グローブや塗装マスクなどの使用回数にも金額を付けて算出した
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