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【国際福祉機器展2023・マツダ】CX-30の手動運転装置付き「SeDV」を参考出品
「ロードスター」と「MX-30」の「SeDV」も昨年に続き出品
2023/10/15
2023年9月27~29日に東京ビッグサイトで開催された、福祉機器の展示会「第50回国際福祉機器展 H.C.R.2023」。
マツダは手動運転装置付き車両「SeDV(Self-empowerment Driving Vehicle)」の第三弾として2024年内に発売予定の「CX-30 SeDV」を参考出品。また「ロードスター」と「MX-30」の「SeDV」も昨年に続き出品した。
マツダCX-30 SeDVと障がい者モデルのAIRAさん
「福祉施設訪問等を通じて得られたお客様の声から、多様なニーズに応えるため、新たな選択肢を用意する」(マツダのプレスリリースより)として追加予定の「CX-30 SeDV」は、2023年10月下旬発売予定の一部改良モデルをベースとする。
車内に乗り込む際は「移乗ボード」を車両外側に倒し、ヒップを乗せやすくすることで乗降をサポート
これに、ステアリング内側に装着されるリングを押し込むと加速する「アクセルリング」と、運転席左側に装着されるレバーを前に押し込むと減速する、ハザードスイッチおよびブレーキロックボタン付きの「レバーブレーキ」を装着。「MX-30 SeDV」と同様に、手動運転機能と通常運転機能を簡単に切り替えることも可能だ。
車内に乗り込んだら「移乗ボード」をシート右前に跳ね上げる。運転席左側の「レバーブレーキ」は前に押し込むと減速する
また、「レバーブレーキ」操作時などに左肘を支える「ブレーキサポートボード」と、運転席と車いすとの乗り換えを補助する「移乗ボード」を標準装備。なお「移乗ボード」は、走行中は運転操作やエアバッグ展開の妨げにならないよう、折りたたんで前側に跳ね上げられる構造となっているのも「MX-30 SeDV」と同様だ。
ステアリングホイールの内側に装着される「アクセルリング」は親指で押し込むと加速する
会期中、定期的に開催されたプレゼンテーションには、AIRAさんなど障がい者モデルが「CX-30 SeDV」に乗降。「アクセルリング」や「レバーブレーキ」などの操作も行い、その扱いやすさをアピールしていた。
(文・写真=遠藤正賢)
「ブレーキサポートボード」に左肘を置くことで、繊細な操作が要求されるブレーキングも容易に
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