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ルークス、キャラバン、セレナの福祉車両「ライフケアビークル」を出品【国際福祉機器展2022・日産自動車、日産モータースポーツ&カスタマイズ】
電動の回転・昇降機構やリフター、ウインチを備えて介助者の負担を軽減
2022/10/25
2022年10月5~7日に東京ビッグサイトで開催された、福祉機器の展示会「第49回国際福祉機器展 H.C.R.2022」(主催:全国社会福祉協議会、保健福祉広報協会)。
日産自動車および日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC。旧:ニッサン・モータースポーツ・インターナショナルおよびオーテックジャパン)は、ルークス「助手席スライドアップシート」、キャラバン「チェアキャブ」、セレナ「チェアキャブ スロープタイプ」を出品した。
国際福祉機器展2022の日産自動車ブース
ルークス「助手席スライドアップシート」は、助手席をリモコン操作だけで回転・昇降できるうえ、1780~1800mmという超背高軽ワゴンならではの高い全高を活かした、余裕のあるドア開口部が特徴。価格帯も200万円前後と安価なため、比較的手に届きやすい福祉車両と言える。
日産ルークスハイウェイスター「助手席スライドアップシート」
キャラバン「チェアキャブ」は、リモコン操作で昇降する全自動リフターを装備し、車両後部から車いすやストレッチャーのまま車内に乗り込めるモデル。
2021年10月にベース車がマイナーチェンジされた際に車いす固定装置が一新され、車いすのフレームに掛けるフックが軽量化されるとともに、ワンアクションでフックの分離が可能に。さらに、従来のベルトタイプからワイヤー式に変更されたため、様々な形状の車いすを素早く容易に固定できるようになった。
日産キャラバン「チェアキャブ」車いす1+1名仕様
セレナ「チェアキャブ スロープタイプ」は、手動式のスロープや電動ウインチ、電動式車いす固定装置を備え、簡単な操作でバックドア開口部から車いすのまま車内に乗り込めるモデル。
日産セレナ「チェアキャブ スロープタイプ」車いす2名仕様
今回展示されていたのは、2列目左側および3列目に車いすのまま乗車できる「車いす2名仕様」。
助手席を使わない場合は前方へスライドさせると2列目左側まで乗り込みやすくなるほか、NMCオーテック扱いメーカーオプションの「車いすスペース用フロアマット木目調+オートステップ(左側スライドドア下)+ステップランプ」を装着すると車内を移動しやすくなりフロアの傷つきを防げることなどを説明していた。
(文・写真=遠藤正賢)
「車いすスペース用フロアマット木目調+オートステップ(左側スライドドア下)+ステップランプ」が装着された室内。写真は助手席を前方へスライドさせた状態
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