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BSサミット、2021年度の活動方針を発表
2021/04/08
BSサミット事業協同組合(磯部君男理事長)はこのほど、2021年度の活動方針を発表した。例年活動方針発表の場としてきた同組合賀詞交歓会が新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止となったことを受け、活動方針をDVDに収録し、組合員及び関係各所へ配布した。
発表に臨んだ磯部理事長は、特定整備認証制度の開始やレベル3自動運転車の発売、電動化の波など業界を取り巻く環境変化について解説し、「これまでと同じ考え方、経営方針、業務展開では、いずれ自動車整備業界は行き詰まることが想定される」と危機感を表した。
また、現状では電子制御装置整備認証を取得しても運行補助装置の整備しか対応できず、自動運行装置の整備に対応するためには、カーメーカーから自動運行装置に関する情報を入手する必要があることから、「カーメーカーをはじめ、自他ともに認められる工場にならなければならない」と主張。自動運行装置搭載車の整備を目指し、新たな教育体系を構築したことを報告した。
同教育体系構築に向けて国土交通省からアドバイスを受けるとともに、ドイツのZKFやアメリカのI-CARから情報収集を進め、次世代自動車整備に必要な技能習得項目を検証。それらの結果から習得項目を難易度別に5段階に分け、ステップアップしながら習得する階層的教育体系を構築したことを明らかにした。
磯部理事長は、「自動運行装置の整備認証を取得しなければ、我々の未来はない」と強調し、カーメーカーから整備情報の提供を受けるため、教育体制を強化していく姿勢を示した。
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