Q&A 

    塗装の加算基礎について

    • #塗装

    2024/02/05

    Q

    質問者
    kkさん

     加算基礎数値は準備作業、調色作業、塗膜加算で構成されているとありますが、準備作業、調色作業はなんとなくわかるのですが、塗膜加算とはどういう内容の意味でしょうか?

    A

    回答者
    プロトリオス

     ご質問ありがとうございます。加算基礎数値の塗膜加算について回答させて頂きます。
     塗膜加算ですが、指数テーブルマニュアルに以下のように書かれています。

     塗膜加算は、ソリッドでは発生しないぼかし塗りに関する作業(マスキングの増加分、ぼかし塗り作業、ぼかしパネルの磨き作業等)やコート数(パールベース、クリヤ)の増加分をとりまとめたもので、ソリッド以外の塗装に設定しています。
     作業量は、塗膜の種類によって異なるため、塗膜の種類それぞれに設定しています。
     ぼかしの作業量は、ぼかし作業する隣接パネルの組み合わせにより異なりますが、利便性を考慮して、幾つかの修理形態による作業を平均した作業量を塗膜加算としています。

                     『指数テーブルマニュアル(2022年10月発行)』より抜粋

     いわゆる、隣接パネルへの「ぼかし塗装」の事を言っているのですが、一般塗装(高機能塗装以外の塗装)では「塗膜加算(ソリッド以外)」として加算基礎数値に含まれます。なお、ご存知かと思いますが、加算基礎数値には、一般塗装用と高機能塗装用の2種類設定されており、高機能塗装の有無によって適用する数値が変わりますので、注意が必要です。

    コメント

    • 新田鑑定事務所

      2024/02/21 10:25

      QABのスクラッチは塗装料金に含まれている? ぼかし塗装は自己設定ですか

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    • BSS佐野

      2024/04/01 11:43

      鈑金塗装工場の者です。

      鑑定事務所さんという事で、釈迦に説法だと思いますが念のためコメントしております。
      システムの操作方法等であれば、システム会社にご相談された方が良いと思います。

      スクラッチ塗装のQABが塗装料金に含まれているかどうかについては、もしかすると車種・年式・車台番号によって異なるかもしれませんが、スクラッチ塗装がなされているという前提で私の見解を記載します。
      塗装材料代を自研センターは参考数値としておりますので、高機能塗装の設定には、スクラッチ塗装の材料代が含まれていないと考えて良いと解釈できます。
      (材料代は指数の範囲外なので、工場側が納得感のある説明が出来るのであれば保険会社は否定できる材料がないものと考えております)
      仕入れたスクラッチシールドの塗装材料に利益を乗せて、使用量と使用頻度を考慮して請求する事が顧客が納得しうる論理的な説明になると考えています。
      高機能塗装の作業について、指数の中にどの作業まで含まれるかは、指数テーブルマニュアルをご覧ください。
      どうしても他の指標がなく、仕方なく自研センターの材料代参考値を用いる場合、高機能塗装ではない塗装の設定割合からスクラッチ塗装に関わる材料代の実額請求が最も顧客の納得感を得られる内容ではないでしょうか。

      ぼかし塗装の自己設定の意味にもよりますが、コグニ7ですと、高機能塗装にすればぼかし塗装を行ったパネルを指定可能で、こちらの数値が高機能ではない塗装と高機能塗装との作業の差となります。

      塗膜加算については、指数テーブルマニュアルに記載のとおり、
      「利便性を考慮して、幾つかの修理形態による作業を平均した作業量を塗膜加算としています。」
      とあります。

      私の記憶があいまいでしたので、自研センターに問い合わせてみました。
      作業平均の「平均」には、ぼかし塗装作業をしていない(例:3コートパールではあるが、ドアパネル中央付近の損傷で隣接パネルまで距離があり、隣接パネルのボカシ塗装をしませんでした、というミニマムの作業)ものも含まれるのか、という質問です。

      回答は「隣接パネルはどちらもぼかし塗装をする、という作業観測を行った結果の時間を基にしている」という事でした。
      つまり、2パネル分のぼかし塗装により増える時間(基表の工数でボカシ塗装2枚分という扱いかは分かりません)は、同一パネル数の場合のソリッドの加算基礎数値との差から求められます。
      なお、「隣接パネルを片方、又はどちらもぼかし塗装をしない場合」については、指数外作業のため指数では参考となる数値を出していません。

      あくまで指数は参考値ですので、ミッチェル工数表のぼかし塗装の考え方を参考にしても良いと思います。
      私としては、隣接パネルをどちらも塗装しない選択肢等の見積もりが作成出来る事から、顧客への説明としてはミッチェル工数表の方が客観的・論理的かつ納得感のあるものだと考えています。

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    • BSS佐野

      2024/04/01 11:43

      鈑金塗装工場の者です。

      鑑定事務所さんという事で、釈迦に説法だと思いますが念のためコメントしております。
      システムの操作方法等であれば、システム会社にご相談された方が良いと思います。

      スクラッチ塗装のQABが塗装料金に含まれているかどうかについては、もしかすると車種・年式・車台番号によって異なるかもしれませんが、スクラッチ塗装がなされているという前提で私の見解を記載します。
      塗装材料代を自研センターは参考数値としておりますので、高機能塗装の設定には、スクラッチ塗装の材料代が含まれていないと考えて良いと解釈できます。
      (材料代は指数の範囲外なので、工場側が納得感のある説明が出来るのであれば保険会社は否定できる材料がないものと考えております)
      仕入れたスクラッチシールドの塗装材料に利益を乗せて、使用量と使用頻度を考慮して請求する事が顧客が納得しうる論理的な説明になると考えています。
      高機能塗装の作業について、指数の中にどの作業まで含まれるかは、指数テーブルマニュアルをご覧ください。
      どうしても他の指標がなく、仕方なく自研センターの材料代参考値を用いる場合、高機能塗装ではない塗装の設定割合からスクラッチ塗装に関わる材料代の実額請求が最も顧客の納得感を得られる内容ではないでしょうか。

      ぼかし塗装の自己設定の意味にもよりますが、コグニ7ですと、高機能塗装にすればぼかし塗装を行ったパネルを指定可能で、こちらの数値が高機能ではない塗装と高機能塗装との作業の差となります。

      塗膜加算については、指数テーブルマニュアルに記載のとおり、
      「利便性を考慮して、幾つかの修理形態による作業を平均した作業量を塗膜加算としています。」
      とあります。

      私の記憶があいまいでしたので、自研センターに問い合わせてみました。
      作業平均の「平均」には、ぼかし塗装作業をしていない(例:3コートパールではあるが、ドアパネル中央付近の損傷で隣接パネルまで距離があり、隣接パネルのボカシ塗装をしませんでした、というミニマムの作業)ものも含まれるのか、という質問です。

      回答は「隣接パネルはどちらもぼかし塗装をする、という作業観測を行った結果の時間を基にしている」という事でした。
      つまり、2パネル分のぼかし塗装により増える時間(基表の工数でボカシ塗装2枚分という扱いかは分かりません)は、同一パネル数の場合のソリッドの加算基礎数値との差から求められます。
      なお、「隣接パネルを片方、又はどちらもぼかし塗装をしない場合」については、指数外作業のため指数では参考となる数値を出していません。

      あくまで指数は参考値ですので、ミッチェル工数表のぼかし塗装の考え方を参考にしても良いと思います。
      私としては、隣接パネルをどちらも塗装しない選択肢等の見積もりが作成出来る事から、顧客への説明としてはミッチェル工数表の方が客観的・論理的かつ納得感のあるものだと考えています。

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