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    メーカーなどの損保とのレート協定

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    2020/08/26

    Q

    質問者
    匿名希望さん

    レバレートについてですがなぜ整備レートが鈑金レートより2000円近く高いのはなぜでしょうか?近年鈑金修理工場では、分解整備+鈑金、塗装なので整備レートが高い理由が見つからないと思いますがいかがでしょうか?

    A

    回答者
    プロトリオス

    レーバーレートは指数対応単価同様、1時間当たりの工賃を意味しますが、あくまでも労働原価を表す言葉で、通常はこれに利益を含んで算出し、指数対応単価と同じく顧客に請求する1時間当たりの工賃としています。レーバーレートには利益を含む前の損益レーバーレートと利益を加算した売価レーバーレートがあります。よく言われる自社レーバーレートはこの売価レーバーレートを指します。整備ではこの自社レーバーレートで整備点数を乗算して工賃としますが、鈑金では指数対応単価になります。これは、損保会社との交渉の上で決定されるもので、少し意味合いが違います。レーバーレートが指数対応単価より低ければ利益も多くなり、一方その逆であれば、論理上は仕事をすればするほど損失を被る事になります。
    ただし、ご存知のようにレーバーレートは作業効率と密接に関係しており、効率が低いとレーバーレートが高くなるため、算出値だけではそのレーバーレートが適切なものか判断出来ませんが、昨今のASVの普及、また、特定整備認証なども絡んでくる現状を考えると、今後は業界として何らかの恰好で指数対応単価を上げる交渉も必要となってくるのではないでしょうか。
    指数対応単価を決める上で重要な要素のひとつとなるレーバーレートは、自社で算出する事により現状の経営状況が把握出来ます。自社の経営分析をする上でも自社レーバーレートの算出は非常に重要な作業です。単純に整備レートとの比較ではなく、自社レーバーレートを見直して正確な根拠(数値)を持つ事で、その結果、保険会社との協定が対等に行えるようになっていくのではないでしょうか。

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