Q&A 鈑金・塗装のご相談
塗装材料費の材料費率
2011/02/09
Q
- 質問者
T.Oさん
現在使われている塗装材料費の材料費率は何十年前に作られたものですか?
当時作られた材料比率は現在まで物価等を考慮し、その時その時で変更され続けてきたのですか?
私の方で3コートパールを20色程度、算出してみたところ材料比率は28%〜32%となりました。もちろんお店毎の仕入値等は違うと思いますがかなり実数値とはかけ離れていると思います。
アジャスターさんはもちろん材料比率約30%なんて認めてくれません。材料比率をその時代の物価におよそでも合わせて変更されていけば幸いだと思いますが、リペアテックはどうお考えですか?よろしくお願いします。
A
- 回答者
リペアテック
自研センターにおいて当初(96年頃まで)、「材料代」として塗膜、パネル、修理形態(新品か修正か、単体か複数か等)にそれぞれ、指数テーブル上に「はっきりと」金額が明記されていました。
96年時点で95年5月の実勢価格とされたその金額は、(自研センターが塗料を仕入れる規模、量、仕入れ単価などから)市場とはかけ離れていたのが事実です。
それを基に(見積り)料金を算出しても、やはり実際の材料代とは金額が合わず、一般ユーザー様から不満の声が出ることとなりました。
97年以降、自研センターは材料代の表記を止め、材料代には関知しない方向に改めたという経緯があります。
しかしその後、ユーザー様からは「基準が分からない」「せめて基本となる金額だけでも」などの声が続出したため、アウダテックス社が以前使用されていた実勢価格をそのまま比率に換算し、「材料費率」として発表しました。
よって、保険会社の使用する材料費率はあくまでも参考値となります。
95年の塗料代をベースにしているため
「材料代が合わない」
「塗料が値上がりしても反映してもらえない」
というのはここにあります。
弊社においても、できれば材料代は実費での請求をと考えております。
例えば塗料であれば、どの塗料をどの入庫車にどれだけ使用したか、など(過去または数年分)すべてを記録し台あたりの使用量を求め出すしか方法はないかと思います。
特に(価格に大きな差がある)特殊塗料に関しては、金額が分かるもの(納品書や請求書などの明細)を提示し、実費とするなど都度、交渉も必要かと考えます。
シーラーやマスキングテープなどの副資材も含め、すべてその方法で算出するしかありません。
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