Q&A　鈑金・塗装のご相談

回答者
リペアテック

今日VOC排出量削減が求められており、その対応策の一つとして、塗料のハイソリッド化や、水性化が進められています。したがって、スプレーガンも塗着効率のよい低圧ガンや中圧ガンの使用が求められています。

通常のスプレーガンは車体に対する塗着効率が50％程度となっており、塗料の半分以上を捨てていることになります。それに対して80％程度の塗着効率を持つ低圧ガンは、今の時代に求められていると言えるでしょう。

ハイソリッドの塗料も水性塗料も、現在の溶剤系の塗料より固形分が多く、通常のスプレーガンでは、相当高いエア圧でなければ微粒子化できません。またエア圧を上げると塗料の跳ね返りが多く、使用量も増えてしまいます。低圧ガンはエア圧を上げても、きちんと微粒子化した上で、減圧して吹くことができますので、環境に対応しつつ塗料の節約も出来るスプレーガンといえるでしょう。