Q&A 

    レーバーレートについて

    • #見積り

    2022/12/27

    Q

    質問者
    SBワークスさん

    質問よろしくお願いいたします。
    かなり初歩的な質問だと思いますがお聞きします。保険修理の時、ディーラー元請けの修理の場合と、自社直需修理の場合のレーバーレートの金額が変わってくるのは普通なのでしょうか?例えば同じ保険会社でもディーラーは6500円、自社は6300円といった具合です。自社直需修理でディーラー単価を請求すると減額を求められます。同じ工場での修理なので、金額も同じになると思うのですが、考え方がよく分からないので教えていただければ幸いです。

    A

    回答者
    プロトリオス

     ご質問ありがとうございます。レーバーレートについて回答させて頂きます。
     まず、レーバーレートですが、工賃を算出する時に使用する作業時間当たりの単価です。ただ、厳密に言えば、自社の修理費用を算出するのが『レーバーレート』、支払い保険金を算出するのは『指数対応単価』となります。
     ご存知のようにレーバーレートは工場の1時間当たりの工賃です。修理工場が導き出した、修理費用の希望小売価格となる単価です。
    指数対応単価は、協定時に使用される単価であり、実売価格です。協定においては指数対応単価が使われる事が一般的で、保険会社側による支払い保険金を算出するための単価です。この、指数対応単価は、工場と各々の保険会社との交渉で決めていくものですが、工場資格、規模、設備の違いで指数対応単価に差を設定しているようです。そういった中で、自社のレーバーレートをもとに独自の指数対応単価で、工賃を算出している修理工場もあるのではないでしょうか。
     現行では、事故車修理の見積りには、『標準作業指数』を使用する事が大前提です。指数対応単価はその時の工賃算出に必要なものですので、そういう意味から考えると、受注先に関係なく、原則、指数対応単価はひとつと言う事になりますが、実情は、対損保用、対輸入車用、対一般客用等、その時の状況によって使い分けている事が多いようです(弊社アンケート結果より)。
     この指数対応単価の基となるレーバーレートについては、詳しい説明はここでは割愛させて頂きます。レーバーレートと指数対応単価については、弊社発行のBSR2021年7月号、同2022年7月号で詳しく説明しておりますので、ご参照頂ければと思います。また、弊社、ポータルサイト『BSRweb(https://bsrweb.jp/)』の[業界情報]には、簡易的なものになりますが、レーバーレート計算ツールがございますので、ご利用下さい。同じサイトにレーバーレートの詳しい説明(BSR特集:レーバーレート)もございますので、こちらも合わせてご確認頂ければと思います。

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