Q&A 鈑金・塗装のご相談
ツーコートソリッド塗装の指数
2010/06/09
Q
- 質問者
ヤマグチさん
10:1クリヤーの時は速乾ウレタン、4:1以上(2:1、3:1)の時は標準ウレタンの指数
を使うと言う事ですが、加算基礎で0.4高く、塗り指数でも0.5〜6高いのは何故かと協定中
AJから質問されました。
リペアテックの回答として塗った後のブツ、埃等付いた場合の磨き難さ、加算基礎ではブースを前
提なのでと聞いたのですが、標準ウレタン指数の無いアウダ利用のAJはなかなか納得してくれま
せん。
メタ、2コートパールでの2Kと速乾の差は加算基礎でも0.2高いだけで塗り指数は同じなのに
何故ソリッドだけそんなに高くなるのかと。
そして逆に思ったんですが、クリヤーだけでそんなに変わるのなら、私は2CSもMも2CPも
4;1を使い、濃色は3:1を使っているので全部標準ウレタンの指数を使えないのかと思うので
すが。
A
- 回答者
リペアテック
ご質問にある、『10:1クリヤーの時は速乾ウレタン、4:1以上(2:1、3:1)の時は標準ウレタンの指数を使う』という部分ですが、弊社が参考指数としてご案内している標準ウレタン指数は、ベースコートおよびクリアの双方に標準ウレタン塗料を使用した場合に適用します。
ベースコートに10:1程度の塗料を使用し、その上から4〜2:1程度のクリアを塗装した場合は自研センターが設定している2Kの範疇となります。
また、「速乾ウレタン・2K」と「標準ウレタン」の塗り数値や加算基礎数値の差については、『塗った後のブツ、埃等付いた場合の磨き難さ、加算基礎ではブースを前提』とありますが、あくまで標準ウレタン塗装の数値を設定する際に考慮した作業の一部です。弊社では標準ウレタンの参考数値を策定する際、標準ウレタンが掲載されていた当時の標準作業指数(指数テーブル)をベースにしながら、「標準ウレタン」と「速乾ウレタン・2K」の作業性の違いを比較したうえで換算しております。
最後に、ご質問のタイトルのような2コートソリッドを塗装した場合ですが、ベース部分の塗膜に10:1程度の塗料を用い、クリアに4〜2:1を使用した場合は、自研センターが設定している速乾ウレタンの数値に、2コートソリッドの割増(パネル別割増・加算数値割増)を追加した数値を参考にしながら、実作業に応じて適宜計上されるのが一番かと考えられます。
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