Q&A 鈑金・塗装のご相談
塗装の材料費について
2025/05/22
Q
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質問者
イマイズミさん
塗装の材料費の計算について質問させていただきます。
指数を参考にパテ付から磨き完了までが塗装だと考えた場合、昨年の当社の塗装に関する材料費の仕入れ合計を12ケ月で割ると1ケ月平均約60万円になります。
先月の塗装の種類別で面積を(dm2)合計した場合 次のようになりました。
●高機能なし ソリッド:135 メタリック:1,056 2コート:3,124 3コート:268
●高機能あり ソリッド:182 メタリック:0 2コート:34 3コート:337 スクラッチ:0
トヨタのセルフクリヤー、2コートソリッド、カラークリヤ等、細分化していますが今回は省略します。面積はコグニのデータを参照しています。白と赤等は材料の仕入れ価格が、まったく違う事は考慮しないとして、仕入価格平均の約60万円に対してソリッドを1dm2塗ったら材料費はいくら、3コートを1dm2塗ったら材料費はいくら、このような計算式を考えたいのですが(お客様に提示したい)どの様にすれば良いのでしょうか?
また、指数を使用する場合、仮に工賃単価6,000円として(副資材は単価計算から除外して)ソリッドなら材料費割合何%、3コートなら何% の計算はどの様にしたら求める事ができるでしょうか?
年間を通じて平均を出していきたいと思っていますので、ご指南ください。
A
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- 回答者
プロトリオス
年間の塗装材料費(仕入合計)を記録され、塗膜や高機能塗装有無などを細分化されているのであれば、できれば塗料に関しては使用容量(g)を残しておいてください。
確かに塗り面積を記録しておくのもよいのですが、「仕入れ価格がまったく違うところは考慮しない」とは言えども、たとえば、カラーベースを塗布する回数をとっても塗色、塗膜によってかなり異なりますし、近年はボカシ範囲も大きく変化しています。
また、ご記載の算出方法であれば、消費期限が過ぎて廃棄せざるを得なくなった材料や、調色に失敗してしまった費用分まで計上してしまうことになります。「それらもふまえて材料代である」と言うことも考えられなくもありませんが、保険会社とは折り合いが付かなくなるかと思います。
たとえば上塗り塗料であれば、
・(入庫)車両
・塗色(と塗膜)
・パネル名称または塗り面積
・使用容量(グラム数)
・仕入れ価格
の記録が必要かと思います。
ご記載いただいているように、(ソリッドや3コートパールなどの)塗膜ごとの塗り面積1dm2に対する材料費だけだと、先の塗布回数やボカシ塗装によって辻褄があわなくなることは必至です。
なお、「お客様に提示したい」の「お客様」は、カーオーナー(車両の持ち主)を指していると考えます。一般のお客様にそれらを説明するためには、まず、材料費率を求めるための「工賃」、つまりは「指数」を知っていただく必要があるため、容易ではないことは明白です。
また、同様に「工賃単価」を持ち出しても一般のお客様に理解いただくのもたいへんかもしれません。
よって、お客様への説明としては、
・車両区分(車格)
・補修したパネル枚数(または範囲)
・塗色
程度にとどめておいた方がよいのではと考えます。
もちろん、副資材などもふまえて、ご記載のとおり塗膜や塗り面積ごとに材料費(率)を算出することも可能です。ただ、やはり、使用容量は外せないかと思います。