Q&A 鈑金・塗装のご相談
指数の前提条件について
2025/01/29
Q
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質問者
匿名さん
取替指数、板金指数、塗装指数には作業者、対象車両に関して前提条件があります。
作業者に関しては、3年、5年経験という記載があります。仮に経験が10年以上のベテランが作業しても指数の時間、またはそれ以上の時間がかかってしまったとすると加算するという根拠になるのでしょうか?
車両の前提条件も1~2年使用の、2~3万キロの記載があります。10年10万キロの車両でこの条件に合わなければ加算するのでしょうか?
前提条件のみを加味した上で、指数が増減する要素があれば教えてください。
A
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- 回答者
プロトリオス
ご質問ありがとうございます。指数の前提条件について回答させて頂きます。
指数を使用して見積書を作成するという事が一般的になっている中で、決められた指数値を変更する事はあまりお奨めしません。指数は当該作業の経験があり、作業手順、作業方法を理解している事が前提で作成されている事はご存知かと思います。指定された指数の作業範囲を、指定されている時間内で完了出来るような努力をする事も必要かと思われます。
単に余計に作業時間がかかったからと言って、その分を請求しても認められない事がほとんどかと思います。一般的に鈑金塗装工場では、初めて入庫する車両を修理する機会が多いのは事実としても、何度も入庫がある車種も少なくありませんし、慣れた作業で早く修理が完了しても、値引きをするケースは少ないのではないでしょうか。
ご質問にある10年10万キロの車両だったり、修復歴のある車両、錆つきや劣化、部品の固着がひどい等の具体的な理由があり、指数の前提条件とはあまりにも逸脱するような場合であれば、話し合いの余地はあるのではないでしょうか。標準作業指数を参考にしながらも、実際の作業内容や車両の状態を充分に考慮し、その都度、適切な作業時間を計上する事が重要かと思われます。