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塗装指数について 左右の違い

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2013/11/21

Q

質問者
小林さん

右ドアパネル交換作業のみの車ですがドア交換に伴って右Frフェンダー、右クォータ(スライドドアなしのため幅3m程度の長いパネル)のぼかし作業を行わなければなりません。
あまりにも工賃が低く感じたので、左ドアパネル単体交換時の塗装工賃と比較してみたところ全く一緒の工賃となりました。左側はスライドドアがあるため塗装範囲は右側よりかなり少なくなるはずなのに差額が出ないのはなぜでしょうか?

A

回答者
プロトリオス

 ご承知の通り、補修塗装指数においては作業を行うパネルの枚数ごとに指数値などが定められています。

 フロントドアパネルを新品塗りした場合、左右どちらにおいても「1枚分の塗り数値」と「1枚分の加算基礎数値」を計上することになります。よって、算出した工賃に差が生じることはありません。

(ソリッド色を除いて)隣接パネルのボカシ作業分は加算基礎数値に含まれていますので、指数の運用ルール上、それがクォータパネルであってもスライドドアであっても指数値は変わない結果となります。

 塗り数値は、パネル面積や作業性などを基に算出されています。しかし隣接パネルへのボカシ作業分は加算基礎数値に含まれるため、(クォータパネルとスライドドアなどの)面積の差は考慮されていません。また隣接パネルへのボカシ作業は基本2枚とされています。たとえば同じボデー形状の右側フロントドア交換の入庫もあれば、左側の交換作業もあるかと思います。さらにボカシが3枚以上に及ぶこともあれば、逆に1枚で収まることもあるかと思います。

指数は年間を通してみれば大きな過不足は出ないという考えの下で策定されている面もありますので、必ずしも個別の作業内容すべてに合致するものではないということもご理解ください。

また、
 投稿日[2012/07/06] 投稿番号[0382] ボカシ範囲について
 https://bsrweb.jp/qa/detail.php?id=0382

 投稿日[2012/05/16] 投稿番号[0376] ぼかしの定義
 https://bsrweb.jp/qa/detail.php?id=0376

を併せてご確認ください。