Q&A 

バン系のリヤフェンダー交換時の塗装について。

  • #塗装

2012/04/26

Q

質問者
magicさん

バン系のリヤフェンダー交換時の塗装についてですが、バン系の車輌は室内側がトリム等で隠れず交換時スポット溶接機を使っても室内側が色剥き作業が必要で、きちんと塗装をする場合でも塗装指数は、通常の新品交換の塗装指数と変わらないのでしょうか?

A

回答者
プロトリオス

バン系のリヤフェンダ交換時の塗装についてお答え致します。

リヤフェンダの塗膜剥離がクォータガラスの窓枠部とスポット溶接に必要な部分の塗装については塗り数値に含まれます。

また室内側の塗装についてですが、裏面塗装としてクォータパネルの塗り数値に含まれています。
クォータパネルに限らず、室内側の塗装は指数に含まれます。これはフードの塗装で考えるとイメージしやすいのですが、フードは(インシュレータの有無に関わりなく)裏表全面塗装し、表面は磨きをかけ、裏面はエンジンルーム内の他の部位と同様とするため、磨きはかけずに仕上げます。
これはフードだけが特別であるわけではなく、全ての外板パネルの塗り数値は裏表両面を塗装することを前提に作成されています。
したがってバン系、ワゴン系でセミトリム、フルトリムの違いで室内パネルに露出面積の差が生じ、トリムで隠れない部分の塗装面積に違いがあったとしても、それは指数の範囲内です。通常はトリムで隠れる、隠れないに関わりなく塗装するのが指数の考え方です。

塗装品質に関していえば、室内側は他の損傷していない部位と同等に仕上げることが前提です。仮に室内側の塗色が外板塗色と異なる場合は別途調色工数は計上が可能です。今回はシルバーメタリックでクリヤー仕上げまで必要であるとのことですので、外板色と遜色ない仕上がりで作業するといえます。