Q&A 

四輪トータルアライメントの作業範囲

  • #見積

2010/08/12

Q

質問者
Nさん

過去の質問「ショックアブソーバーやロワアームを交換した場合はアライメント測定の工賃を請求出来ますか?」
の中で、「ただし、四輪アライメントテスターを使用したアライメント測定作業は作業範囲がことなるため、別途計上となります。」と記載が有りましたが、作業範囲の違いをもう少し具体的に教えて戴けませんか

A

回答者
リペアテック

ご存じかと思いますが、指数テーブルマニュアルに記載されている「ホイールアライメント測定」の作業内容は以下のようになっています。

■指数に含まれる主な作業

* タイヤの空気圧点検・調整
* 車高点検
* ホイールベアリングおよびタイロッドリンクのガタ点検
* フロントホイールアライメント測定・微調整(微調整については、フロントサスペンションを分解して修正するまでには及ばない程度の調整で、具体的には、カムやサイドロッド等によりキャンバ、キャスタ、トーインを調整する程度のものをいいます。ただし、シム調整は含みません。)
* リヤサイドスリップ測定(リヤサスペンションはサイドスリップの測定のみで調整は含まれません。)

備考
1.車高点検は目視での点検です。
2.ベアリングガタの点検は摺動点検、目視点検です。
3.測定機器についてはターニングラジアスゲージ、マグネット式アライメントテスタ、サイドスリップテスタによる測定です。ターニングラジアスゲージに車両を乗せて、キャンバ、キャスタおよびキングピン角をマグネット式キャンバ、キャスタ、キングピンゲージを使用しホイールアライメント測定・微調整する作業です。


四輪アライメントテスターを使用した「四輪トータルアライメント測定・点検・調整」は、標準作業指数に設定されていないため、弊社参考作業となりますが、弊社にて想定している作業範囲としては、4輪アライメントテスターへのセット・リセット作業、4輪ホイールアライメン測定、分解作業を伴わないカムやサイドロッド等による4輪アライメント調整作業となります。