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    日産セレナ(C28系)の特徴は? BP・整備・車販のポイントは?【売りたい車図鑑】

    標準仕様で5ナンバーを維持するも内外装を一新。2.0L NAガソリン車と1.4L「e-POWER」を設定

    • #特集

    2024/11/29

    【車両の特徴】
     子育てファミリーをメインターゲットとしたミッドサイズミニバン。2022年11月28日、現行6代目へのフルモデルチェンジが発表された。

     MR20DD型2.0L直列4気筒NAエンジンを搭載するガソリンFF車を同年12月22日、同4WD車を2023年春、HR14DDe型1.4L直列4気筒NAエンジンとEM57型モーターを組み合わせるシリーズハイブリッドの第二世代「e-POWER」搭載モデルのFF車を同年4月20日に発売。

     同年11月10日には「ハイウェイスターV」ガソリン車をベースにした特別仕様車「Vセレクション」、翌12月14日には「e-POWER ハイウェイスターV」をベースにしカッパー色などのアクセントを施した特別仕様車「90thアニバーサリー」を設定した。

     2024年9月9日にはボディカラー設定変更などの一部仕様変更に加え、ガソリン車で値下げ、「e-POWER」車で値上げを実施。また同年11月14日、「e-POWER」車へMM48型モーターをリヤに搭載し電動4WD車とした「e-4ORCE」を追加している。

    日産セレナeーPOWER LUXION(FF)。撮影車両のボディカラーはNBLカーディナルレッド(CPM)/KH3スーパーブラック2トーン(2トーンカラーとしての塗色コードはXDU)

     プラットフォームは2005年5月発売の3代目を祖とする「Cプラットフォーム」を踏襲しながら、先代5代目に対しフロントサスペンションの剛性を高めたほか、ダンパーやスタビライザーの特性を見直して、突き上げやロールの角度・スピードとも低減した。

    基本的なパッケージングを先代より踏襲しつつ前衛的なデザインに仕上げられたエクステリア。バックドアの上半分のみも開閉可能な「ハーフバックドア」は健在

     また、ラックアシスト式電動パワーステアリングを採用しつつ、エアカーテンをフロントバンパー両端に設けることで、横風によるふらつきを軽減。さらに遮音・吸音材の適用範囲を拡大し静粛性を高めるなど、同乗者が酔いにくいよう配慮している。

    水平基調のインパネに加えガラスエリアが大きくボンネットも全体が見えるため車両感覚は掴みやすい。だがボタン式シフトと静電式エアコンスイッチで構成されたセンタークラスターは直感的に操作しにくく長時間の慣れを要する

     ボディタイプは先代と同じく、標準仕様とエアロ仕様「ハイウェイスター」の2種類で、ADAS「プロパイロット」を全車に標準装備。さらに「ハイウェイスター」の最上級グレード「e-POWER LUXION(ルキシオン)」には、高速道路ハンズオフ走行を可能にする「プロパイロット」を標準装備している。

     内外装は、日産の最新デザインボキャブラリー「タイムレスジャパニーズフューチャーリズム」に沿った前衛的なスタイルに一新。室内では3列目にもシートスライド機構を標準装備し、「e-POWER」FF車にも8人乗り(2列目ベンチシート)を設定している。

    シートは2列目のベンチシートを含め、特に背もたれが小ぶりなうえ、座面・背もたれともサイドサポートに乏しい。大柄な成人男性であれば走行中に心許なさを感じるレベル

    【撮影車両主要諸元】*一部仕様変更前のモデル
    ●グレード・型式
     e-POWER LUXION(FF)・6AA-GFC28
    ●全長×全幅×全高
     4765×1715×1885mm
    ●ホイールベース
     2870mm
    ●最低地上高
     135mm
    ●車両重量
     1850kg
    ●乗車定員
     7人
    ●エンジン種類・排気量
     直列4気筒DOHC・1433cc
    ●エンジン最高出力
     72kW(98ps)/5600rpm
    ●エンジン最大トルク
     123Nm(12.5kgm)/5600rpm
    ●モーター最高出力
     120kW(163ps)
    ●モーター最大トルク
     315Nm(32.1kgm)
    ●WLTCモード燃費
     18.4km/L(総合)
     20.4km/L(市街地)
     19.5km/L(郊外)
     17.0km/L(高速)
    ●燃料種類・タンク容量
     無鉛レギュラーガソリン・52L
    ●最小回転半径
     5.7m
    ●サスペンション(前/後)
     ストラット式/マルチリンク式
    ●ブレーキ(前後)
     ベンチレーテッドディスク
    ●タイヤサイズ(前後)
     205/65R16 95H
    ●車両本体価格
     479万8200円
    ●装着メーカーオプション
    ・100V AC電源(1500W。室内1個、ラゲッジ1個。5万5000円)
    ・カーディナルレッド(CPM)/スーパーブラック2トーン(特別塗装色。6万6000円)
    ・ホットプラスパッケージ(9万9000円)
    (計22万円)
    ●装着ディーラーオプション(価格は取付工賃別)
    ・後席専用モニター HDMI NissanConnectナビ付き車用(12万2760円)
    ・ウィンドウ撥水12ヵ月フロントウィンドウ+フロントドアガラス撥水処理(1万2903円)
    ・フロアカーペット(エクセレント。9万4900円)
    (計23万563円)
    ●オプション込み価格
     524万8763円


    (文・写真=遠藤正賢)

    2列目は前後左右への移動が可能なものの座面などの格納機構はなく、2列目未使用時は前方へスライドさせることで荷室容量を稼ぐことになる。3列目格納は跳ね上げ式だが、その代わりに3列目床下収納をいつでも使うことができる

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