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フロント3面フィルムを普及させる「ゴーストフィルム ワークショップ」レポート Part2
2024/09/20
リーガルゴーストショップ
ブレインテックは「リーガルゴーストショップ」を作って、ネットワーク化してユーザーが安心して「ゴーストフィルム」を利用できるように環境整備を行っている。
技術講習の様子。カーメイクアートプロはいち早くリーガルゴーストショップ認定店になっている。 Photo:カーメイクアートプロ
リーガルゴーストショップ認定店は現在、全国に100を超える店舗がある。上海にもあって、アジア圏にも広がり、さらに広がる勢いを感じる。
「リーガルゴーストショップ」とは、道路交通法・道路運送車両法・道路運送車両の保安基準に準拠した施工、保安基準に規程された要件を満たす測定器により可視光線透過率の測定、可視光線透過率測定結果証明書の発行が可能なショップで、商品知識はもちろん、必要な施工技術を有するため安心して「ゴーストフィルム」の施工を依頼することができる。
スペシャリストが終結
ワークショップは、大阪のカーメイクアートプロで初回が行われた。すでにガラスフィルムを取り扱っているショップをはじめ、導入を検討しているショップが参加して、商品知識講習、施工技術の体験デモンストレーションが行われた。
アクティブガレージには東京近郊はもとより、山梨県、群馬県など関東のカーディテイリラーが集まった。 Photo:アウトビルトジャパン
ブレインテックと施工店(リーガルゴーストショップ)が行うワークショップは参加者にとって、商品知識、施工技術を高めることができて、高価なフィルムを練習に使うことができるチャンスでもある。
ワークショップの2回目は東京に場所を移し、高い施工技術を誇るアクティブガレージにて行われた。
アクティブガレージでは2台が用意され、参加者は熱心に講師の説明に耳を傾け、実際にフィルムを使って施工を体験した。 Photo:アウトビルトジャパン
注目度が高い「ゴーストフィルム」だが、施工事例はまだ少ないこともあって、フィルム自体の金額が高価であるのが現状。また、誰でも気軽に貼ることができる商品ではないため、施工はプロフェッショナルに任せる必要がある。ただし、今後利用者が増えれば料金は下がっていくと言われている。
ガラスの外側にフィルムを仮置きして、熱を加えながらガラスの局面にフィットさせる。 Photo:アウトビルトジャパン
ファッション性が高いこともあり、プライバシー保護のために利用されることもあるが、紫外線、赤外線から目を守るためにと、スポーツ選手がこぞって利用しているとアクティブガレージの阿部社長が話していたのが印象的だった。
カーディテイリング業界では今回のガラスフィルムをはじめ、コーティングやインンテリアリペアなどのサービスに関する商品知識、施工技術の伝授、共有がイベント、セミナーという形で盛んに行われていて、各ショップが業界を盛り上げようと活動していることを知ることができた。
個社がしのぎを削って競争する時代は終わったのだ。業界をあげて施工者数を増やし、施工者の技術を上げることがユーザーのため、業界のためになると立ち上がったのがワークショップを開催した2社。今後もこのワークショップは続いていくようなので、それによってカーメイクアートプロ、アクティブガレージのような優良店が増えていくだろう。そして、「ゴーストフィルム」の普及でユーザーも、業界もメリットを享受できるようになる。持続可能な発展が実現される。
ブレインテック:https://www.braintec.co.jp/
リーガルゴーストショップ:https://www.braintec.co.jp/legal-ghost-shop/
カーメイクアートプロ:https://www.art-pro.co.jp/carfilm/ghost/
アクティブガレージ:https://activegarage.co.jp/
Text:アウトビルトジャパン
(左)車検場でも指定測定器となっている可視光線透過率測定器PT-500で計測。(右)PT-500以外の測定器では正確な可視光線透過率を計測することができない。 Photo:アウトビルトジャパン
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