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【ジャパントラックショー2024:安全自動車】メカニックの省力化に寄与する機械工具・ツール類などを多数展示・実演
本荘興産は大型車用の「洗車省力化ツール」を参考出品
2024/07/19
2024年5月9~11日にパシフィコ横浜で開催された、トラック・輸送業界の展示会「ジャパントラックショー2024」。
安全自動車は「半歩先をゆく、大型車整備機器」をキャッチコピーとして、メカニックの省力化に寄与する機械工具・ツール類などを多数展示・実演した。
会場内でも出入口側通路に配置され、多くの来場者から注目を集めていた「モバイルコラムリフト」は、100Vバッテリーで駆動する可搬式リフト。最大10基(偶数)まで無線で同期させることが可能なうえ、左右で50mm以上のずれが生じた場合は自動で停止するなど、安全策も充実している。
ジャパントラックショー2024の安全自動車ブース。写真手前が「モバイルコラムリフト」
日立アドバンストシステムズの「VRIS」は、大型車では特に確認しにくい、下回りの中央部や部品の死角となる部位の点検・撮影を補助するシステム。
下回り全体を高い画質で撮影できる「ラインカメラ」、様々な視点から部品の下側だけではなく側面も確認できる「エリアカメラ」、車両全体を斜め上方から撮影する「シーンカメラ」と制御装置で構成されており、撮影・確認が困難な部位も高い品質で保存可能だ。
「VRIS」のラインカメラユニットとエリアカメラユニット
本荘興産は大型車用の「洗車省力化ツール」を参考出品。伸縮可能なシャフトを備え、全高3.8mの10tトラックにも対応したほか、ブラシヘッドを幅320×高さ134mmと広く取り、上面にもラウンドさせることで、平面・曲面問わず、また頑固な汚れも効率良く洗浄できるよう工夫している。
なおブラシヘッドは、洗剤の泡立ちが良く、頑固な汚れの洗浄に適した「ウールクロス」、吸水性が高く、汚れが少ない車体の洗浄に適した「タオルクロス」、吸水性が極めて高いPVAスポンジを用いた、ガラス面拭き取り向けの「吸水スポンジクロス」の3種類を設定する。
「洗車省力化ツール(大型車用)」。写真のブラシヘッドは「ウールクロス」
グラスウエルドジャパンが取り扱うイタリア・ラボコスメティカの「ニチド」は、ジェルタイプのガラスクリーナー。使用後に拭き筋が極めて残りにくく、事実上乾拭きが不要となるため、特に内窓の清掃作業時間を大幅に短縮することができる。
ラボコスメティカ「ニチド」(左)
安全自動車ブース内ではガラス清掃作業の実演も行われ、その高い洗浄能力と拭き筋の残りにくさが端的に訴求されていた。
(文・写真=遠藤正賢)
「ニチド」を吹き付けてクロスで拭き取った直後のガラス。拭き筋が写真ではもちろん肉眼でも見えないほどキレイに洗浄されている
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