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ダンロップ、タイヤの摩耗を三次元で可視化する検知システムを村田製作所と共同開発
2025年よりダンロップ直営店「タイヤランド」で実証を順次開始
2024/04/29
住友ゴム工業は2024年4月10日、タイヤ形状を三次元でとらえて摩耗を検知し、ユーザーへデータでフィードバックするタイヤ摩耗検知システムを、村田製作所と2021年9月より共同開発。2025年よりダンロップ直営店「タイヤランド」で実証を順次開始する計画を発表した。
タイヤ摩耗検知システムを用いたトラックのタイヤ管理イメージ
共同開発中のタイヤ摩耗検知システムは、スマートフォンのアプリケーションを用いて摩耗検知デバイスでタイヤをスキャンし、タイヤ表面データをアルゴリズムで解析することで、タイヤ摩耗を三次元で把握。
ユーザーには、3段階でタイヤ各主溝の摩耗状態が表示されるとともに、偏摩耗があった場合にはその位置がフィードバックされる。
ダンロップはこの実証を通じ、「摩耗・偏摩耗の傾向からタイヤ交換やローテーション時期を予測し、計画的なメンテナンスによりトラック・バス事業者の車両稼働率向上につなげることができる。またリトレッドタイヤにおいても、ローテーションなどの適切なタイヤ管理によって、土台として利用できる質の高い台タイヤが増えることで、リトレッド回数の向上が期待できる」としている。
タイヤ摩耗検知システムのデータ解析フロー
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