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    山梨県車協、2024年度高度化車体整備技能講習 電気自動車編を開催

    • #ニュース

    2024/04/22


     山梨県自動車車体整備協同組合(市川清理事長)は2024年4月21日、トーコー山梨事業所(山梨県笛吹市)の研修センターにて2024年度高度化車体整備技能講習 電気自動車編を開催した。2024年度の高度化車体整備技能講習開催は全国で初めて。
     冒頭の挨拶に立った市川理事長は「今年度の高度化車体整備技能講習のテーマは電気自動車編ということで、既に日産のSAKURAを始め多くの電気自動車、ハイブリッド車が走っている。その電気自動車の注意点を取りまとめたもので今日一日、一つでも多くのことを学んで明日からの業務に活かしてほしい」と述べたうえで、先日国土交通省が発表した車体整備の透明性確保へガイドラインについて、日車協連が実施してきた高度化車体整備技能講習や、先進安全自動車対応 優良車体整備事業者認定工場制度が高く評価されているとして、日車協連の取り組みの進捗を参加者にフィードバックし、引き続き高度化車体整備技能講習への理解と積極的な参加を訴えた。
     内容は、座学では教本の内容に沿いつつ、日産アリアのバンパーが生産時に外板パネルと同時に塗装されている点など見積りに深く関わる点に注目。議論を交えながら利益につながるよう意識した内容となった。実習車は、三菱eK クロス EVを用意。日産サクラとの違いや、両車両ともにリヤフロアの車台番号打刻位置があること、リヤサスペンションメンバーが駆動用バッテリーと距離が近い点などにフォーカスし、実車を観察したうえで損傷診断における注意点などを、講師と受講者が見解を述べつつ意見交換を行い、理解を深めた。
     講師は同車協、星野・小澤の両氏。参加者は22人。

    挨拶に立つ市川理事長 日車協連の活動内容を交えながら高度化講習の意義を訴えた

    実習では対話形式が採られ、実車を観察して気付いたことが活発に意見交換された

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