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    【IAAE2024:自動車技術総合機構】2023年10月にプレ運用が開始された「OBD検査」。必要な準備は?

    プレ運用の積極的活用によるOBD検査の早期習熟を強く訴求

    • #イベント

    2024/04/11

     2024年3月5~7日に東京ビッグサイトで開催された、自動車アフターマーケット総合展示会「国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE)2024」。

     セミナープログラム「自動車検査の現状と今後の取組み~OBD検査導入に向けた取り組みについて~」には、自動車技術総合機構(以下、機構)の山崎孝章理事が登壇。機構の業務内容を紹介したほか、2023年10月よりプレ運用が開始されており、2024年10月(輸入車は2025年10月)より本運用が開始される、OBD検査について解説した。

    自動車技術総合機構の山崎孝章氏

     まずOBD検査が導入される背景として、山崎理事は「近年普及が進んでいる衝突被害軽減ブレーキやACC(アダプティブクルーズコントロール)などは電子制御の機能なので、機械の不具合を見る意味合いが強い現在の車検では、電子制御装置の不具合を判別しづらい。一方でOBD(車載式故障診断装置)が多くの自動車に備えられつつある中で、それを活用できないかということで、OBDの検査を車検の中に導入する制度が作られた」と説明した。

     なお、OBD検査対象車の判別方法について、紙の車検証、また2023年1月より交付開始された電子車検証の備考欄に「OBD検査対象(車)」と記載されるようになっていることを紹介している。

    車検証からのOBD検査対象車判別方法

     OBD検査・確認を行うためには、事業場の認証・指定を受けたうえで、OBD検査システムへの事業場ID登録、クライアント証明書インストー、工員・検査員などの利用者登録、特定DTC照会アプリのインストールといった、事前準備が必要となる。

     また、OBD検査に必要な機器類として、インターネット環境、PC・タブレット、検査用スキャンツール、また車検証情報の手入力を省略するためICタグリーダー(電子車検証の場合)やQRコードリーダー(紙の車検証の場合)を挙げている。

    OBD検査の準備・実施の流れ

     そして、2023年10月より実施されている、OBD検査のプレ運用について紹介。「OBD検査の練習を重ねて慣れる期間と位置付けている。またシステムに不具合があればそれを改修する期間とも位置付けているので、本運用開始時により円滑に実施できるよう、プレ運用に積極的に参加してほしい」と呼びかけていた。

    プレ運用期間中の整備工場におけるOBD検査の流れ

     最後に、OBD検査の本運用開始に向け、2023年9月より開催されている「OBD検査準備会合」において、指定工場の準備状況を定量的に把握するため、OBD検査システムへのID登録完了率、初回ログイン完了率、初回アプリ使用率の3指標を定期的に確認・公表していることを説明。

     2024年3月末時点の目標をそれぞれ75%、70%、45%としているが、同年3月初頭実績では74%、65%、11%と、初回アプリ使用率が非常に低調であることを指摘している。そのうえで、「プレ運用期間中の検査は今後の検査の結果と全く関係ないので、ぜひ確認を進めていただきたい」と、聴講した整備工場の関係者に再度訴え、講演を終了した。


    (文・写真=遠藤正賢/図=自動車技術総合機構)

    OBD検査開始までの流れ

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