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日産サクラ(B6AW)の特徴は? BP・整備・車販のポイントは?【売りたい車図鑑】
日産デイズをベースとしながら内外装デザインや主要メカニズムはほぼ別物に
2023/11/30
【車両の特徴】
中近距離の買い物や通勤にのみ車を使用する層をメインターゲットとした、BEV(バッテリー式電気自動車)の背高軽ワゴン。2022年5月20日発表、6月16日発売。
日産サクラG。撮影車両のボディカラーはブロッサムピンク(TM)/ブラック(P)(2トーンカラーとしての塗色コードはXKB)
基本設計を日産デイズと共用しながら、外板およびインパネはほぼ別物。アリアと共通イメージのモダンかつ上質で近未来的なデザインへと一新された。
ベース車のデイズとは似て非なる専用エクステリア。外板の共通点ウィンドシールドのみ
モーターはノートの4WD車用リヤモーターと同じMM48型を用いながら、最大トルクを100Nからほぼ2倍の195Nmに高めている。なお最高出力は68psから、軽自動車自主規制枠上限の64psに下げられた。
バッテリーはリーフと同じラミネート型の三元系(ニッケル・マンガン・コバルト)リチウムイオンバッテリーを用いつつ、総電力量を20kWhとすることで、ベース車からの重量増を約200kgに抑制。WLTCモード一充電走行距離は180kmと、遠出は難しいものの、買い物や通勤には必要充分な航続距離を確保している。
ベース車のデイズよりも水平基調が強調された上質かつモダンな運転席まわり。空調の静電タッチパネルはブラインドタッチが困難
そのほか、ほぼアクセル操作でのみ加減速をコントロールする「e-ペダル」にクリープ機能を追加した「e-ペダルステップ」を全車に実装。高速道路などで加減速・操舵アシストを行う「プロパイロット」、ドライバーの異常を検知すると緊急停止する「プロパイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付)」、エアバッグ展開時に専門のオペレーターへ自動通報する「SOSコール」を、上級グレード「G」に標準装備、標準グレード「X」にオプション設定する。
デイズと同等のパッケージを維持した室内は前後席とも充分に広いものの、基本設計を共有するシートは小ぶりでサイドサポートが不足気味。クッションは柔らかめでフィット感は上々
【撮影車両主要諸元】
●グレード・型式
G(FF)・ZAA-B6AW
●全長×全幅×全高
3395×1475×1655mm
●ホイールベース
2495mm
●最低地上高
145mm
●車両重量
1080kg
●乗車定員
4人
●最高出力
47kW(64ps)/2302-10455rpm
●最大トルク
195Nm(19.9kgm)/0-2302rpm
●WLTCモード交流電力量消費率
124Wh/km(総合)
100Wh/km(市街地)
113Wh/km(郊外)
142Wh/km(高速)
●WLTCモード一充電走行距離
180km
●駆動用バッテリー種類・総電圧・総電力量
リチウムイオン電池・350V・20kWh
●最小回転半径
4.8m
●サスペンション(前/後)
マクファーソン式/トルクアーム式3リンク
●ブレーキ(前/後)
ベンチレーテッドディスク式/リーディングトレーリング式ドラム
●タイヤサイズ(前後)
155/65R14 75S
●車両本体価格
304万400円
●装着メーカーオプション
・充電ケーブル(コントロールボックス付、200V、7.5m用、6万6000円)
・プロパイロットパーキング(5万5000円)
・プレミアムインテリアパッケージ(4万4000円)
・ブロッサムピンク(TM)/ブラック(P)2トーン(8万2500円)
・165/55R15 75Vタイヤ&15インチアルミホイール(2万2000円)
・LEDフォグランプ+ホットプラスパッケージ(助手席ヒーター付シート、ヒーター付ドアミラー、リヤヒーターダクト)+クリアビューパッケージ(ワイパーデアイサー、リヤLEDフォグランプ)
●装着ディーラーオプション(取付工賃込み)
・ウィンドウ撥水12ヶ月(フロント+フロントドアガラス撥水処理。1万1935円)
・日産オリジナルドライブレコーダー(フロント+リヤ。DH5-S。8万3882円)
・フロアカーペット(2万2000円)
(文・写真=遠藤正賢)
5:5分割式の後席背もたれを倒すと強めの傾斜と若干の段差が残る。床下にはパンク修理キットのほか充電ケーブルなどを収納できる
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