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7つのコーナーで自動車整備業界の様々な課題解決策を提案【オートサービスショー2023・イヤサカ】
2023年内発売予定の「OBD検査対応スキャンツール(OBD検査専用)」を参考出品
2023/08/16
2023年6月15~17日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された、自動車整備機器の展示会「第37回オートサービスショー2023」(主催:日本自動車機械工具協会)。
イヤサカは、車検ビジネス、フットワーク、EV・HV、BP、大型車ビジネス、ハンター、洗車(屋外展示)の7コーナーに分け、自動車整備業界の様々な課題解決に向けた製品・サービスを出品した。その中から、要注目の製品をピックアップし紹介する。
第37回オートサービスショー2023のイヤサカブース
【ハンター・クイックチェックドライブ/クイックトレッドエッジ】
鉄道駅のホームドアさながらのパネル形状を持つ「クイックチェックドライブ」は、2つの同ユニット間を通過した車両にレーザーを照射。トータルトーとキャンバーを測定し、瞬時に結果をモニターへ表示する。
地面に埋設する「クイックトレッドエッジ」は、測定ユニットの上を通過した車両各輪のタイヤをレーザーで自動測定。溝の深さのみならず異常摩耗の有無も瞬時に検知しモニターへ表示する。
イヤサカでは「クイックチェックドライブ」と「クイックトレッドエッジ」、さらにはナンバープレート読み取りカメラと組み合わせることで、タイヤ診断の省力化および効率化、カーオーナーへのタイヤ整備提案力強化を図ることができるとしている。
ハンター・クイックチェックドライブ/クイックトレッドエッジ
【アンブルコンパクト】*参考出品
奥行き8m×幅4mで設置可能な省スペース型の門型洗車機。サイドブラシは左右独立制御が可能で、ブラシ圧を自動で制御できるため、車両が左右いずれかに偏ったり斜めに停車したりしても安全に洗車できる。またブラシが回りこむことで、省スペース型ながら最長5mの車両まで対応可能としている。
今回は、肉眼では見えないレベルの微細な泡を発生させ、油などの汚れを吸着・浮上させる「ナノバブル洗車システム」を搭載した実機のデモンストレーションを行った。
イヤサカ・アンブルコンパクト
【OBD検査対応スキャンツール(OBD検査専用)】*参考出品
VCI(Vehicle Communication Interface。車両通信インターフェイス)単体の設定とし、OBD検査に特化したスキャンツール。OBD検査で使用するには、特定DTC照会アプリをインストールしたWindows10以上のPCまたはタブレットが別途必要となる。「検査用スキャンツール」の型式認定取得を予定しており、2023年内に発売予定。
イヤサカ・OBD検査対応スキャンツール(OBD検査専用)
【CO-HC測定用プローブ挿入延長管】
車検におけるCO-HC測定の際、排ガステスターのプローブを挿入しやすくする、アルミ製の延長管。マフラー接続部には耐熱温度200℃のシリコンを装着し、車両やマフラーを損傷しにくくしたほか、後ろ側には着脱可能な補助足を設定。規定範囲60cm以上の確保が難しい、マフラー後端が下向きでリヤバンパー裏に隠されている車両でも、簡単にプローブを挿入・取り外しできる。
(文・写真=遠藤正賢)
イヤサカ・CO-HC測定用プローブ挿入延長管
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