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    シネマエンドレス「クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男」

    タランティーノという唯一無二のジャンルの ドキュメンタリー誕生!

    • #その他

    2023/08/10

    あらすじ

     『レザボア・ドッグス』の伝説の耳切りシーン誕生秘話。『パルプ・フィクション』のジョン・トラヴォルタの役は、別の俳優の予定だった。『キル・ビル』でのユマ・サーマン、事故の真相が今明かされる。「クエンティンに殺されると思った」と語るダイアン・クルーガーは『イングロリアス・バスターズ』で何が? 『ヘイトフル・エイト』の天才的脚本の裏側とは。

     1992年、監督デビュー作『レザボア・ドッグス』で、カンヌ国際映画祭に殴り込みをかけ、まさに一夜で時の人となったクエンティン・タランティーノ。

     その後も新作を発表するたびに世界中の映画ファンを熱狂させ、「タランティーノ映画」と呼ぶしかない唯一無二のジャンルを打ち立てた。

     どうやって彼は、奇想天外な物語を次々と生み出し、観たこともない映像を作り出し続けるのか。かねてより「長編映画を10本撮ったら、映画監督を引退する」と公言しているタランティーノ。そんな彼の姿に迫る発見と
    興奮と感動が爆発する必見の逸品が完成!



    © 2019 Wood Entertainment

    筆者の推しどころ

     映画好きなら最低でも1本は観ているであろう名監督クエンティン・タランティーノ(Q.T)を掘り下げるドキュメンタリー。

    高校を中退し、ビデオ店に勤務しながら書いた脚本を売却し、その資金で作った伝説的なデビュー作「レザボア・ドッグス」のエピソードから、9作目の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(本誌2019年10月号で紹介)までが語られる。

    また、映画界に暗い影を落としたあのスキャンダルについても言及される。Q.T本人が語るシーンは一切なく、すべてこれまでの作品に出演した数々の俳優たちが
    Q.Tについて語り、どういう人物かを浮かび上がらせる。

     ディカプリオが手を負傷しながらも演じ切ったシーンの裏話や、サミュエル・L・ジャクソンが1番好きなQ.T作品について語るなどタランティーノ作品に触れていない人からしたら観たい衝動に、筆者のように9作品を観てきた人はもう一度すべてを見直したくなること間違いなし!

    ちなみに、筆者のQ.T作品ベスト3は
    1位:パルプ・フィクション
    2位:ヘイトフル・エイト
    3位:レザボア・ドッグス

    うーむ、これの話だけで3時間は話せる自信があるが、会社にも業界にも話せる人がいないのが寂しい。


    監督・脚本:タラ・ウッド
    ショウゲート配給
    公開中

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